こんばんは、広大乳腺外科 川又です。
近所のコイン精米機が故障していて、パンとパックご飯で何とかやり過ごしている今日この頃。
明日こそは治っていてくれ精米機
もう玄米のまま食べようかな?
田舎育ちの私は、コイン精米機なんて、郵便ポストとは言わないまでも、少なくとも小学校区
に1つはあると思っていたので。。。カルチャーショックです(笑)
さて、これは何かわかりますか?
よくよく葉っぱの先を見てみてください(見えにくいかもしれませんが)
この夏、オオオニバスに乗れる(大きな蓮の葉っぱに!ただし、体重30kgまでなので私は無理でしたが(笑))って聞いてとある公園に行きました。そこで、、、こんなものが展示されていました。
ハスの葉シャワー
どうなっているかというと???
蓮の葉っぱには地下茎から葉脈まで、空気が通る管があるんだそうです。
この公園では、その茎にホースをつなげてこんな可愛らしいシャワーを展示してくれていました。
それはさておき、今日は題名にあります通り、「カルシウム Ca」について
外来で、採血結果をご説明するのですが、その際に「Na,K,Cl,,,」などをまとめて「からだの塩気のバランスもいいですね」とお話してきました。
多くの方は、この3つが測定されていると思いますが、乳癌の方は「Ca」も測っている方、多いですよね??
これが高いと安心!骨粗しょう症にならない!と思っている方がいらっしゃいましたので、少し情報共有を。
↑そんなことないです
Caは、ご存じの通り、約99%が骨に存在しています。この骨のCaは採血ではわかりません。
採血で測っているのもは、「血液の中のCa」です。
これは、からだの中の0.1%に過ぎませんが、とっても大切な働きをしています。
このCaは、主に、神経細胞の興奮に関与しています。
Caが高い(高Ca血症)
→神経細胞の興奮が低下する
→筋肉に力が入らない(心臓の筋肉も)、消化管の動きが悪くなる
→症状:脱力、不整脈、食欲不振、倦怠感、意識障害
Caが低い(低Ca血症)
→神経細胞の興奮が亢進する
→症状:痙攣、不整脈
Caの異常は様々な原因が挙げられますが、悪性腫瘍や、骨転移、利尿剤、ビタミンD製剤、骨粗しょう症治療薬など、が良く知られています。
特に、脱水症や腎臓の機能低下が悪化する原因となることが多いため、9月にはなりましたが、まだまだ水分補給を忘れず過ごしていただけますと、安心です。
川又
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