乳がん術後と気象病 | 広島大学病院乳腺外科ブログ ~広島の乳がん医療に取り組みます~

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広島大学病院乳腺外科スタッフが、乳がんのこと、日常のこと、感じたことなどを交代で綴っていきます。ぜひ、気軽にコメントもいただければうれしいです!
注:このブログは広島大学公式ブログではありません。発言内容は個人の見解であり、広島大学とは一切関係ありません。

こんにちは

 

広島大学病院乳腺外科 恵美です

 

広島も梅雨入りしました・・・

梅雨前線はいわば低気圧の谷です。

 

今日は広島駅にほど近い病院での乳腺外来の日でした。

最近、特によく訴えがあるのですが

『手術の傷がこのところ痛みます・・・』とのこと

本日、診察させていただいたのはほとんどが乳がん術後の方でしたが

・・・次の方・・・85歳・・・ご高齢ですがお元気ですね!

次の方・・・86歳!

皆さん、お元気で何よりです!

あれ?次の方も・・・90歳びっくり

お薬も飲んでおられる!!

今日はご高齢の方が多いなぁ・・・すごいな・・・

ビックリマークビックリマークビックリマーク

なんと、最後の方は100歳でらっしゃいましたお願い

見た目は私よりも御髪も服装もきれいにしてらっしゃり

 

本当に100歳時代が到来しているんだなあ!と

年齢という自分の価値観がグラグラ揺れまくった数時間でした。

 

皆さま、お傷の痛みが最近に気になられますと。

ああ、そうですよね。梅雨に入るような時期ですので、気圧の変化で手術後の神経の痛みが強く出る方もいます。

と、本日も10回くらいご説明し、皆さん安心されていました。

 

私は昨夕から右のお尻から太ももの裏にかけて急に痛みが走りまして・・・

ああ、坐骨神経痛だなあとショボーン

症状としては久しぶりです。

産後にどうも腰が悪いのです。

その後も、帝王切開で腰椎麻酔の後から1本だけ足の指の先がじんじんしびれることがあり、この症状も強く出ています。

 

こんな時は、”ああ、気圧下がってんな~・・・”と思うわけです。

 

片頭痛持ちで起立性調節障害のある娘には辛い時期でもあります。

最近話題の『気象病』にも当てはまる、低気圧による症状は様々です。

頭痛、だるさ、むくみ、めまい、吐き気、腹痛  など

 

 

気圧の低下により、体の中に水分をため込むような方向に傾き

⇒脳の血管が膨らんで頭痛やめまいを引きおこしたり

⇒体がむくんでしまったり

 

まるで女性にとっては生理前のようですね!


娘さんは昨日から特に体調が悪く臥せっておりましたが・・・前線の南下に伴いなんだか元気が出てきているように見えますお願い

 

わたしは日常的にむくみ対策もあって五苓散を飲んでおり、あまり頭痛を伴うことはありません。

 

手術操作により知覚の神経が傷ついて起こる手術の傷や肩甲骨のあたりまで広がる痛みは

・温める

・マッサージやストレッチ

・痛み止め

 

などで緩和されることを願います。

 

娘同様に「ちょっと頭痛い」

と、低気圧のたびにプチ片頭痛を発症していた息子1ですが、少し前から突然

『あ!今、お母さんがものすごく小さく見えるよ!』

と言い出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・はぁ?

すぐ目の前にいるのに、小さいとか目

どういうこと?

また、語彙力がなさ過ぎてわけわからないことを口走っているのか?と思ったのですが

よくよく聞いて検索してみると

『不思議の国のアリス症候群』なるものがあると!

脳に何かしらの原因で障害伴うこともあるのですが・・・

どうも低気圧が訪れるたびに報告してくれますので

片頭痛の症状の一種のようですびっくり

 

先ほども、『あ、お母さんが小さいわ!低気圧だね』

といってオンライン塾授業に戻っていきましたもぐもぐ

 

我が家には気圧の変化を教えてくれる人がたくさんおり

天気予報並みにある意味、役立っています・・・

 

ひとり、気圧の変化にも我関せず・・・おふざけの息子2

 

 

 

 

午後から雨は上がり、明日は晴れます。

梅雨の時期はいろいろお辛い方もおられると思いますが、何とか乗り切りましょう!!