先生、卒乳後にちゃんと母乳を絞らないと乳癌になるんですか?? | 広島大学病院乳腺外科ブログ ~広島の乳がん医療に取り組みます~

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広島大学病院乳腺外科スタッフが、乳がんのこと、日常のこと、感じたことなどを交代で綴っていきます。ぜひ、気軽にコメントもいただければうれしいです!
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昼間は気温が30度近くなり晴れ、一方で朝はひんやりと冷え込む今日この頃くもり、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

診察室はすでに冷房が入っており、ガタガタと震えながら診察を終える今日この頃ですガーン

 

ひざ掛けをもっていこうか、ババシャツを着ようか?悩ましいところです笑い泣き

 

 

 

 

ところで先日、ひろしま駅前乳腺クリニックに診察のお手伝い行ってきました。

女性医師をはじめスタッフが全員女性ひらめき乙女のトキメキ!!というクリニックになります。

 

 

そのコンセプトもあってか、患者さんも20歳代から30歳代の方も多いみたいですね。会社の検診だけでなく、自費で毎年検診を受けている人も多いです。患者さんも意識が高いですし、リピーターを産み続けるクリニックの魅力もあっての事と思いますニコニコ

 

 

若い患者さんが多いせいか、検診の後に授乳についての悩みを相談される事も多いです。

 

 

特に気になったのが、

 

「先生、卒乳後にちゃんと母乳を絞らないと乳癌になるんですか??」

 

 びっくりびっくりびっくり

 

 

「授乳」は乳癌の発症を予防する要因として有名です。

 

Q3.妊娠・出産,授乳および月経歴は乳がん発症リスクと関連がありますか | ガイドライン | 患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版 (xsrv.jp)

 

 

それでは、卒乳時に母乳を残しておくと乳癌になるというのは……、残念ながら確固としたエビデンスはないようです。どこまで母乳を残したらいけないのか、または誰がそれを調べてるのか、何か基準はあるのか???…何もないはずだし、調べようがないものです。

 

通常、卒乳後はお乳を出すホルモンが減って母乳の量が減り、残った母乳は自然に体内に吸収されていくので、乳腺炎になっている場合以外は必要以上の搾乳はいらないと考えます。

 

私が担当した患者さんの中で、「私が、お乳をちゃんと絞っておかなかったから乳癌になったかもしれない、、えーん」と、自分を責めて泣いてしまった患者さんがいました。

 

私は、乳癌と診断を受けただけでもお辛いのだから、根拠のないことで必要以上に自分を責めないでくださいねとお伝えしました。

 

妊娠・出産・授乳については、私自身の経験からも、まことしやかに伝わっている迷信が多いです。

今はネットで簡単に正しいかそうでないか調べられる時代です。

 

「〇〇って聞いたような気がするけど、本当かな…驚き

 

根拠のない情報に不安になる前に、ググってみたり、専門家に聞いてみたりして早めに解決してくださいね!!

 

 

 

 

話は変わって、

娘の通っている保育園で、キュウリの苗を分けて頂きました。

ミニトマトに引き続き、家庭菜園第2号です!!チュー飛び出すハート

 

キュウリを育てるのは初めてですが、収穫が楽しみです爆笑

 

 

 

 

今日の担当は平岡でしたショボーン