乳がん治療とがんゲノム医療 | 広島大学病院乳腺外科ブログ ~広島の乳がん医療に取り組みます~

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広島大学病院乳腺外科スタッフが、乳がんのこと、日常のこと、感じたことなどを交代で綴っていきます。ぜひ、気軽にコメントもいただければうれしいです!
注:このブログは広島大学公式ブログではありません。発言内容は個人の見解であり、広島大学とは一切関係ありません。

こんばんは

 

先ほど外来から自室へ戻る際、ミクロのシャワーを浴びたような気持のよい小雨が降っていました!

同じ雨でも粒の大きさで随分と感じ方も違うものです・・・

 

さて、昨夜半の「まちなかリボンサロンのお知らせ」

お読みになりましたでしょうか?

 

そうです。

1年ぶりに6月はわたくしのお話となります。

今回のお題はこちら

 

スライドはほぼ、仕上がっております!

ちょこっと内容をご紹介させていただくと

 

乳がんの治療方法を考えていくときには様々な条件や因子を総合的に考慮しますね。

これまでにも腫瘍の広がりや進行度、病理学的な特徴で手術の方法や放射線治療、お薬の治療を選んできたのですが

体力だけでなく頭脳プレーが勝負となるラグビーのように

強い相手ほど闘っていくには正確な分析と対策が不可欠です。

 

がん細胞で起こっている遺伝子の異常や変化を治療に利用しようというお薬がたくさん出てきました。

BRCA遺伝子や相同組換え修復(DNAを修復する仕組みの一つ)に異常がある状態を利用したお薬や

遺伝子の変化量が多いがん細胞で効果を発揮する免疫チェックポイント阻害剤など・・・

がん細胞の遺伝子の特徴を見極めてより効果が見込める薬剤を選択していきます。

 

そんな小難しいお話ですが、なるべく皆さんに分かりやすいお話になるよう

鋭意準備させていただきます!

 

皆様のご参加をお待ちしております照れ

 

おそらく、この1年でBRCA遺伝子だけでなく、ホルモン療法が効くタイプの乳がんの方でも手術前後の治療選択肢が色々増えていくと思われます。

それぞれ、ちゃんと保険承認されたら随時、このブログでも取り上げてお知らせさせていただくと思います。

ただ「ホルモン療法が効果があるタイプ」「再発リスクが高い可能性」という因子だけでなく

それぞれのお薬が承認される根拠となった試験の対象となる患者さんをしっかりと把握したうえで適切に治療法をご提案していかなければなりません。

「しっかり分析して適正に対処」

です目

 

昨日はとても暑かったのですが・・・先週からずっとリクエストのあった縮景園に息子たちを連れて行きました。

 



新緑の時期もとても美しいドキドキ

 

私の癒される心とは別に・・・子供たちの目的はこちら

 



中心に広く広がるお池で鯉にえさやり

 

寒い季節にはいくら餌を投げ入れても全く反応がありませんが・・・

この季節はたった一粒投げ入れても・・・

 



密です!密です!

 

面白いを通り越して、恐怖を感じますガーン

 

同じ池ですが、場所を変えてみると

 



こちらでは集まるのは亀ばかり・・・

 

鯉と違って亀は下手をするとどこまでも近づいてきますあせる

”絶対に指でつまんで食べさせたらダメよ!!”

と思わず叫びますが、次の瞬間

 



餌の入った小袋にかみついたカメに袋ごと奪われ叫ぶ息子2

袋を慎重にサッと引っ張り、何とか奪い返した私です。

 

果たして、カメに引きちぎられて穴が開いた袋からは次々と池に小さなエサがこぼれ落ち

 

あっという間にカラになりましたえーん

 

よく見れば、カメの大群はほとんどが外来種と思われるものでしたが、在来種と思われる?甲羅の形が違うものもチラホラ

その向こう側の水の中で必死に顔を出してパクパク👄を開けている鯉たち

 

それぞれ本当は食の好みがあるだろうに、共通で食べられる餌なのね・・・

 

1つの池に住むいろんな生き物たちに、楽しませてもらったり、恐怖を感じたり

満喫して入り口に戻るころには暑さもあって息子たちに必要なのは『冷たい飲み物』でした。

 

暑い日が続きます。

皆さまも脱水や熱中症にはお気を付けくださいませ。