きのこと乳がんリスク | 広島大学病院乳腺外科ブログ ~広島の乳がん医療に取り組みます~

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広島大学病院乳腺外科スタッフが、乳がんのこと、日常のこと、感じたことなどを交代で綴っていきます。ぜひ、気軽にコメントもいただければうれしいです!
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皆さんこんにちは。

広島大学病院の乳腺外科 舛本です。

 

私のブログ当番は昨日でした。

笹田先生に午前中に教えてもらいました。

皆さん、ごめんなさい。てへぺろ

 

今日はきのこの論文の紹介をしようと思います。

皆さん、きのこはお好きでしょうか?

私は、シイタケ大好きです。

子供のころは苦手でしたが。

 

 

 

先週発表された、きのことがんのリスクを調べた論文です。

 

 

急いて読んだので間違いがあるかもしれませんが、下記のような内容でした。

 

1966年1月1日から2020年10月31日までに発表された複数の論文結果を解析したデータの発表。

米国からの発表です。

 

結果としては

キノコ消費量が増えると、がんのリスクは低下。およそ34%低下。

特にキノコ摂取の増加は、統計的に乳がんのリスク低下に関係していたようです。

それぞれの論文でキノコ摂取量が少ない・多い設定に違いがあったようですが、

マッシュルーム1日18g以上摂取すると、摂取量が0g/日の場合と比較して、すべてのがんのリスクが45%低下していていることが書いていました。

びっくり

 

 

1日18g どのくらいの量でしょうか?

日本人のきのこの平均摂取量(2019年)は16.9±29.4(平均±標準偏差)。

標準偏差が大きいので、食べている方と食べない方に幅があるようですね。

https://www.nibiohn.go.jp/eiken/kenkounippon21/eiyouchousa/keinen_henka_syokuhin.html

 

きのこは、低カロリーにもかかわらず、食物繊維たっぷり、ビタミンやアミノ酸たっぷりです。

ちなみにきのこだけでなく、野菜摂取は死亡率を減らしていることも論文には書いています。

 

 

野菜を毎日しっかりとるのが大事ですね。

よい週末をお過ごしください。

グッド!

 

 

広島大学病院乳腺外科

舛本法生