こんばんは!
広島大学病院乳腺外科 恵美です
今日は節分ですね👹
小学生は一年生で節分調べをするようで、今年で3回目の節分調べを宿題でやりました。
節分とは?
何をするの?
どんな意味があるの?
ちゃんと調べると知らないことがたくさんありますね。
日本の風習の多くはやはり大陸からの伝来が起源や由来になっていることが多いようです。
今年は、我が家の鬼さんであるおじいさんが山へ芝刈りに行っており
気合の入った年中行事は明日へ延期となりました。
今年はまた、どのように進化した鬼さんが登場するのか
子供たちも明日の夜を楽しみにしています・・・
先日、術後の方の病室を訪ねたときに、患者さんから
「先生、先日私に『日が薬です』と言われましたよね。実は、わたし、意味が分からなかったんです・・・」
手術後はなぜか一晩は何とも言えない痛みで眠れなかったり
翌日に初めて起き上がるときなど
「あいたたたたた・・・」
と、痛みを感じられると思います。
私もチョコレート嚢腫で手術をした日は尿道カテーテルの違和感や何とも言えないうずく痛みで眠れなかったことを思い出し
だいたい術後には『日が薬ですよ~。退院される頃にはずいぶんよくなりますし、一ケ月も経てばだいぶんお元気になられますよ!』
とお声をかけるのですが・・・
「日にち薬って、このあたりでよく使われる言葉なんですね~。私の出身(関東)では聞かない言葉で昨日、ネットで調べちゃいました!」
「日にち薬」とは、月日の経過が薬代わりになるという意味で
今は大変なことも時間が解決してくれる、日に日によくなりますよ!
という意味で口にしていたのですが
まさか、全国共通ではなかったとは
ちゃんと調べてみるとわかることはたくさんあるのですね
体の傷や痛みはまさに『日にち薬』も活躍してくれることと思いますが
病気に立ち向かう時のお気持ちのつらさは
なかなか日にち薬だけでは解決がつかないものだと
日々、皆さんと向き合い感じます。
前を向いてぐんぐん進める日も
また後ろを見てしまう日もあると思います。
少しでも前を向いていける日が多くなるよう
『鬼は外!』
『福は内!』
鬼の怖さに鬼さんの痛みも考えず、豆を全力で投げていた子供のころのことが今でも思い出されます。
鬼の中身は知ってるのに・・・
きっと明日も全力でお菓子を投げつけてしまうのでしょう。