こんばんは。
広島大学病院 乳腺外科 木村 です。
なんというか、もう、
暑い・・・
暑すぎます・・・
本日の日中の移動の車内は、
サウナというか、もはや災害レベルでは・・・と思うほどの灼熱地獄ぶりで、息ぐるしさすら感じました。
まだ、8月も始まったばかりですが、
熱中症により亡くなられる方のニュースも増えており、
当院にも救急車で熱中症の方が搬送されています。
こちらは、年齢別にみた熱中症死亡率のグラフです。
特に、乳幼児と高齢者が熱中症になりやすいことがわかります。
具体的な熱中症による死亡者数を見てみましょう。
なんと・・・
去年の熱中症死亡者数は1500人超え・・・
もはや、日本はどうなってしまうのでしょうか。
環境庁によりますと、
7月、8月は『熱中症予防月間』だそうです。
熱中症対策のために、ガイドラインまで作成されています。
HP:http://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual.php
熱中症を予防するには、
①涼しい服装
②日かげを利用
③日傘・帽子の使用
④こまめな水分、塩分補給
が、基本のようです。
正しい知識を身につけて、しっかり予防対策していきましょう。
さらに、
熱中症予防対策を目的として、
暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)
という指標が使われています。
ただの気温とは違い、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に注目した指標で、
①湿度
②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境
③気温
の、3要素を取り入れた指標のようです。
暑さ指数(WBGT)が28℃(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加することがわかります。
では、ここで、お天気ニュースのお時間です。
日本全国の明日の予報は、
な、なんという危険地帯・・・
これはいけません。
明日のお昼12時の予測ですが、
くれぐれも、不要な外出含め、行動には厳重注意が必要です。
では、広島のお天気に移ります。
先程の暑さ指数(WBGT)を見てみましょう。
明日、広島は原爆投下から74回目の、忘れがたい大切な日を迎えます。
世界から、各地から、多くの方が出席されることと思います。
くれぐれも、熱中症にお気をつけ下さい。
そして、いち広島人として、核兵器の災禍を語り継ぐと同時に、
核廃絶、普遍的平和を目指して、粛然と祈りをささげ、
平和な世界の構築に、少しでも貢献できればと思います。