こんばんは!

 

少しずつ過ごしやすい気温になってきましたが、まだ日中は暑いですね☀️

 

今日の受験生応援ブログは前回から引き続き、2次対策の過去問についてです!

 

今回は世界史編です🌍

 

ぜひ最後までお読みください!

 

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こんにちは、商学部1年MGの桑田麻衣花です!

 

今回は一橋の世界史について解説していきたいと思います。

 

一橋の世界史は基本的に400字の長文論述が3問課され、試験時間は120分です。

 

一題約40分で解くことになります。

 

年によっては200字や300字になったりしますが、近年の傾向では400字です。

 

2024年の出題はこのような感じです。

 

問1 アルプス以北の地域において、中世都市の果たした社会経済史的意義を、12~14世紀の神聖ローマ帝国領内の複数の都市の事例に即して考察せよ。(400字)

問2 奴隷解放の問題を、元奴隷や黒人社会、アフリカ各国からの視点で考察せよ。(指定語句4つ)

問3 10世紀から12世紀ごろ、唐の滅亡に伴い発生した東アジア世界の政治的・社会的変動を述べよ。(400字以内)

 

一橋世界史では一橋大の名誉教授の論文を引用してその内容をふまえて解答させるという形の出題が多いです。

 

論文の内容や言い回しが非常に高度なので、出題の要求が難しくなる傾向があります。

 

今回の問1は2つの論文が引用されており、長文ではありましたが、問われていること自体はそこまで難解な問題ではありませんでした。

 

指定語句がある場合、そこから内容を推測しましょう。

 

問2では指定語句が課されました。

 

「13植民地の喪失」、「西半球の最貧国」、「シェアクロッパー制」、「アフリカ分割」の4つでしたが、語句と自分の知識をうまく結びつけて論述に入れ込みましょう。

 

必ず全ての指定語句を使わなくてはならない、という点に注意です。

 

指定語句に下線を引く、等の条件が書かれている場合もありますので問題文はしっかりと読みましょう。

 

各大問ごとの細かい傾向を解説していきます。



時代は中世が中心、時たま近世からの出題です。地域はヨーロッパが中心です。問一は明確な傾向がありますので、過去問演習を重ねてしっかり対策、本番でどのような問題が出ても点数を稼げるようにしましょう。

 


時代は近代が中心、近世と現代からの出題も見受けられます。問二は一、三に比べて明確な出題傾向がないので、対策の優先度は低いです。とはいえ奴隷制や革命、戦争など頻出のトピックもあるので過去問対策は怠れません。明確な傾向がないからこそ難易度の高い問題が多いです。特に2023年、2018年、2014年などは非常に難解で有名です。

 


17世紀~20世紀初頭の清、19世紀~20世紀の朝鮮からの出題が多いです。中国、朝鮮、インドといった東アジア史が中心となっています。出題傾向は絞られているので問一同様対策がしやすいです。2024年は唐の滅亡についてでしたが、ただの知識問題だったため私立大学で世界史受験をしていた受験生は解きやすかったかと思われます。逆に世界史にあまり時間を割けない商学部や経済学部は知識が抜けていたりとなかなか書きづらかったのではないでしょうか。私自身は頻出分野にヤマを張っていたため全く書けませんでした。

 

 

<世界史の勉強方法>


とにかく通史を早めに終わらせるのが吉です。

 

通史は世界史の教科書、用語集、資料集を活用しましょう。おすすめは

 

教科書→『詳説世界史』山川出版社、『世界史B』東京書籍
用語集→『世界史用語集』山川出版社
資料集→『NEW STAGE世界史詳覧』浜島書店

 

 

特に資料集はおすすめです!

 

ただ眺めるだけでも楽しいのはもちろん、一橋の世界史にそのまま活用できるようなトピックや図、表が載っています。

 

一般的に教科書は『詳説世界史』が使われていますが、私は『世界史B』のほうが好きです!(ぶっちゃけどちらでも大丈夫です、大事なのは過去問演習です)

 

通史を終わらせた後は、せっかく入れた知識を忘れないように復習を怠らないでください。

 

私大入試で世界史を使う人は主に用語集を使って詳細な知識をどんどん詰めてください!

 

過去問は『一橋大の世界史20カ年』教学社出版、いわゆる赤本を使っていました。


ちなみにもっと細かい出題傾向はこの赤本に載っていますのでぜひ見てください。


夏頃から過去問演習に取り組めるとgoodです!(私は結局夏休み終了後から始めましたが、遅かったです)

 

過去問演習ですが、やり方は人それぞれです。

 

参考程度に私の取り組み方を載せておきます。

 

1、初見で何も見ないで構想メモを作る(構想メモとは、論述で何を書くかを整理するためのメモです、自分で一度単語や短い論述単位で書き出すことで、長文論述がぐっと書きやすくなります)〈20分〉

2、長文論述〈20分〉

3、高校または塾の先生に添削してもらう

4、自分の答案と赤本や先生、ネットの解答を参照して完璧な解答を作成、抜けていた知識を入れ込む

 

過去問演習を進めていくうちに非常に難しい問題が出た場合でも焦りは禁物です。

 

ぶっちゃけ、難しすぎる問題、あまりにも傾向から外れている問題は解ける人なんてほとんどいません。

 

どうしても歯が立たない場合、時間がもったいないのですぐに解答を見ましょう。

 

演習の段階では焦らず知識を丁寧に入れたほうが効率がいいです。

 

私は20年分やり切りませんでしたが、世界史の配点が大きい学部を志望している受験生は20か年(できればもっと)取り組むことをおすすめします。

 

何回も取り組むうちに初めは歯がたたなかった世界史がどんどん書けるようになっていきます!

 

私は最初400字なんてかけるわけないと思っていましたが、最終的には400字じゃ全然おさまらない!というところまで来ますので字数は大丈夫です。(多い字数を削るのは簡単です)

 

一橋世界史は慣れが重要です!

 

本番でどんな意味の分からない問題が出ようが焦らない精神力も大事です!

 

最初から完璧な解答なんて書ける人はいません。

 

どれだけ書けなくてもカンニングせずに自力で書き上げて、先生に添削してもらいましょう。

 

私は世界史が非常に苦手でしたが、合格することができました。

 

日頃の努力が必ず力になります。

 

受験という経験は必ず自分の宝になります、断言します!

 

辛いこともたくさんあると思いますが心から応援しています!がんばれ受験生~!!🔥

 

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いかがでしたか。

 

世界史、日本史などの記述解答の科目は学校や塾の先生に添削してもらうことがとても重要です。

 

とにかくたくさん手を動かして書いて、たくさん添削してもらいましょう。

 

 

 

一橋大学ボート部 (HUBC)

創立139年 在籍部員数63名

部員は戸田公園で寮生活をしながら「学生日本一」を目標に日々練習に励んでいます。

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