こんばんは!
今回の受験生応援ブログは留学制度についてです!
一橋大学を目指す受験生の皆さんの中には、留学を考えている方も多いのではないでしょうか?
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商学部の藪口です。
一橋大学の留学制度について紹介します。
留学自体が志望校決めの理由にはならないとは思いますが、一橋大学を目指しているみなさんの入学後の一助となれば幸いです。
一橋大学も一般的な大学と同様に1ヶ月ぐらいの短期留学から、1年に及ぶ長期留学がある一方で卒業生からの給付型奨学金などのユニークなシステムがあります。
本ブログでは、各留学の制度を取り上げつつ、どのような特徴があるのかを取り上げたいと思います。
【海外短期調査】
海外短期調査は1年度期間のゼミナールによる予習と、現地でのディスカッションや意見交換、その後のレポートの作成が一体となったプログラムです。
これは後述するGLP(グローバル・リーダーズ・プログラム)の一部であり、訪問先にはアジア新興国か欧州が予定されています。
留学期間は10日程度で年間のゼミナールで4単位、短期調査で4単位の8単位が授与されます。
GLP生以外にも応募が可能なのでとても人気のある留学制度です。経済学部のGLPはこれがGLP自体に組み込まれている点も魅力の1つと言えるでしょう。
【短期海外語学研修】
短期海外語学研修は外国語(英語、フランス語、ドイツ語)を学ぶために英語圏やフランス、ドイツで勉強するプログラムです。
時期は春期(2月~3月)と夏期(8月)の2つがあり、いずれも大学の長期休業期間に開催されます。
フランス語ではローヌ・アルプ地方のサン=テティエンヌ・ジャン=モネ大学附属の語学・ 文明国際センター、もしくはグルノーブル・アルプ大学附属のフランス語教育センターのどちらかの機関で学びます。
英語はイギリスではグラスゴー大学、サセックス大学、ロンドン大学アジア・アフリカ研究院、オーストラリアではシドニー大学やモナシュ大学、アメリカではボストン大学、ペンシルヴァニア大学、カリフォルニア大学等から最大5校が選ばれます。
2023年度はペンシルヴァニア大学とサセックス大学が選ばれました。
授業はペンシルヴァニア大学のものだと、1日4時間の対面授業が午前中にあり、午後には週に4回ほどの課外活動があります。
この留学プログラムを受けた生徒の声で多いものは、授業で英語自体を学ぶ機会はそこまで多くなく英語スコア自体は大幅に伸びなかったがコミュニケーション能力がついたというものが多いです。
実際にこのプログラムを担当している阿部仁氏も、企業が求める学生の能力として語学能力ではなくコミュニケーション能力だと触れつつ、このプログラムがコミュニケーション能力を向上させる点について指摘していました。
費用は70~100万円程度で、プログラム費用20%を支援する)一橋大学基金海外語学研修奨学金や、家計と成績の条件に合致すると残り80%を支援する榊原忠幸基金海外留学支援資金があります。
成績はTOEFL等の英語のスコアが重視されます。
また簡易縮小版として、UPENN国内英語研修というものもあります。
米国のペンシルヴァニア大学で毎年8月1日から8月19日平日の夜9時から1時間のライブ授業を受けるものがあります。
1時間の授業はあっという間で、生徒同士のディスカッションも1授業に20~30分程度と短いです。
部活やバイトで夏は国内に留まりたいという人にはおすすめです。
授業の内容自体はペンシルヴァニア大学で対面形式で行われているものとほぼ同じです。
前者は6単位が与えられ、後者は3単位が与えられます。
また、成績はE(合格)かF(不合格)のみでGPAの計算外です。
【サマースクール等留学制度】
サマースクール等留学制度は海外の大学で専門科目を2週間~2ヶ月と短期的に学ぶプログラムです。
2023年の派遣先大学は、スタンフォード大学、カリフォルニア大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、グラスゴー大学、HEC経営大学院、ESADEビジネススクール、ウィーン経済大学、北京大学、ソウル大学、シンガポール経営大学等があります。
予算感や授業内容は大学や国毎に大きく異なり、内容も年度毎に大きく変わるため要チェックです。
【一橋大学海外派遣留学制度】
一橋大学が協定を結んでいる大学へ留学する制度です。
毎年100校の協定校に対して100名弱の学生が派遣されています。
派遣留学期間中は一橋大学の学費を納付するだけでよく、派遣先大学への入学料・検定料・授業料は納付しなくて良いため、とても経済的な制度となっています。
JASSOや大学からの奨学金が用意されていますが、応募にはGPA(大学での成績)と語学要件(TOEFLやIELTS、HSK等)が要件を超えている必要があり、派遣先大学の要件に関わらずGPAは2.7以上であることが求められます。
協定校は以下のURLから飛べます。一橋大学国際教育交流センター/ホーム/海外留学を希望する方へ/一橋大学海外派遣留学制度/協定校 https://international.hit-u.ac.jp/abroad/haken/haken2/
【GLP(グローバルリーダー育成海外留学制度)】
グローバルリーダー育成海外留学制度は2011年に新設された一橋大学特有の制度です(選択と集中みたいなシステムです)。
このプログラムの狙いとしては2年次から専門科目の授業を英語で行うことで、英語での理論構築能力や語学力、コミュニケーション能力、問題解決能力を身に付けた人材を育成することです。
大学の開講時期によって冬出発と夏出発の2つがありますが、選択肢の観点から2年次冬学期終了後から留学する冬出発よりも、3年次夏期休業期間に出発する夏出発がメジャーな選択しとなっています。
このプログラムの魅力は選べる大学が豊富で、奨学金も今まで以上に充実している点にあります。また給付型奨学金も成績要件が多く、家計の審査が無いのも魅力です。
残念ながら、愛媛県の高校出身限定の奨学金もありますが。とにかく英語ができる人にとっては魅力的なプログラムであることには違いありません。
IELTS7.5やTOEFL80~90取れるなら挑戦してみる価値はあるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
プログラムは毎年変更が加えられているため、入学年度によっては色々と変更がなされているかもしれません。
ですが、一橋大学を目指しているみなさんがこの事を知って殊更に一橋への憧れを強めていただけたら、このプログラムの入り口に立っているようなものでしょう。
みなさんと一橋大学で、商学部のGAPで会えることをお待ちしております。
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いかがでしたか?
ご覧いただいたように、留学制度にはさまざまな種類があります。
ぜひ参考にしてみてください☺︎