あたたかな一日。

2月だというのに、春のような陽気に誘われ寄り道をしてみました。

行った先は大好きな場所の一つ、出雲大社境外摂社「命主社」。

正式には、神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)という長い名前ですが、この名前で呼んでいる人にはまだ会ったことはないです。笑

御祭神は、天地開闢の造化三神の一柱、神皇産霊神(かみむすびのかみ)。

そしてお社の前には、樹齢1,000年を越える巨大なムクの木が。


昔、この木の周りにロープはなく、実際に触って感じることが出来たのですが、だんだん元気がなくなっていたので、近くまで立ち入れなくなってしまったのかもしれませんね。

そして私がこの場所に足を運ぶ理由は、命主社の裏手にある真名井遺跡と、更にその奥にある美人岩と呼ばれる磐座。


命主社の荒神さん


美人岩 大好きな磐座!

こちらも最近、立ち入り禁止のロープが貼られ、近くまで会いに行くことが出来なくなりました。

遠くて寂しい…もっと近くまで行きたいな。泣

でも今日も変わらず美しい姿でした。

さて、真名井遺跡からは
銅戈(どうか)と硬玉製勾玉(こうぎょくせいまがたま)が発見され、銅戈は北部九州産、硬玉製勾玉は新潟県糸魚川産のものといわれています。

糸魚川翡翠で作られた勾玉。

糸魚川といえば、大国主命の妻の一人、奴奈川姫の故郷。

そして、その間に生まれたのが過去のブログでも触れている御穂須須美姫。

節分の日 美保神社へ ←こちらのブログ

また、糸魚川は昔は高志国の一部でしたが、最後の国引きで高志 こし の 都都 つつ の 三埼 みさき (北陸の能登半島) から「三穂 みほ の 埼 さき 」(美保関) を作ったとされていて、島根との関係が深いことがわかります。

糸魚川へは、奴奈川姫を訪ねて旅したことがあるので、またこのブログでも紹介できたらと思いますね。

ふと立ち寄れる大好きな場所。

身近にそういった場所があることに幸せを感じます。