コウノドリ28巻 | 助産師uticoが伝えたい 未来のいのちのために いまできること

助産師uticoが伝えたい 未来のいのちのために いまできること

助産師uticoです^^
2019年9月、結婚を機に福岡から東京に拠点を移しタイトルも更新しました♡
夫と生活する中で感じたことを助産師目線でお伝えできればと思っています。

漫画を読まない私が、唯一買ってまで読んでいるコウノドリ

医療訴訟のお話でしたね

滅多にないことではありますが

全くないものでもありません

 

訴えられないカルテを作る

これは自分自身を守るために大切なことなんですが

訴えられないための保身を考えすぎれば

患者さんが満足するケアの提供につながらないかもしれない

 

とくにお産においては、母体と胎児の状況を見守りつつ「待つ」というのが一番のケア

どこまで「待てる」のか、どこで「待たない」という選択をするのか

そのタイミングを間違えば、裁判になることもあります

 

だけど、正解はないんです

正解というのは、母体も胎児も守れた結果が出ること

つまり、後付けでしか正解かどうかはわからないということなんです

 

だから、医療従事者にすべてを任せず、自分自身でも「感じる」ことをぜひしてほしい

私がお産に関わっていた頃

出産する人自身の「感じ」を重要な判断材料にしていました

「もう生まれそう」「何か変」

教科書は経験からでは判断できかねることは、これが一番信用に値する指標です

 

「感じ」を鍛えるには、どんなことにも「感じる」こと

夫との関係、胎児との会話、その日の気候などなど

日常の中で感じられるものはたくさんあります

それらを感じることで、自分の感じを磨いていってほしいなと思います