漫画を読まない私が、唯一買ってまで読んでいるコウノドリ
医療訴訟のお話でしたね
滅多にないことではありますが
全くないものでもありません
訴えられないカルテを作る
これは自分自身を守るために大切なことなんですが
訴えられないための保身を考えすぎれば
患者さんが満足するケアの提供につながらないかもしれない
とくにお産においては、母体と胎児の状況を見守りつつ「待つ」というのが一番のケア
どこまで「待てる」のか、どこで「待たない」という選択をするのか
そのタイミングを間違えば、裁判になることもあります
だけど、正解はないんです
正解というのは、母体も胎児も守れた結果が出ること
つまり、後付けでしか正解かどうかはわからないということなんです
だから、医療従事者にすべてを任せず、自分自身でも「感じる」ことをぜひしてほしい
私がお産に関わっていた頃
出産する人自身の「感じ」を重要な判断材料にしていました
「もう生まれそう」「何か変」
教科書は経験からでは判断できかねることは、これが一番信用に値する指標です
「感じ」を鍛えるには、どんなことにも「感じる」こと
夫との関係、胎児との会話、その日の気候などなど
日常の中で感じられるものはたくさんあります
それらを感じることで、自分の感じを磨いていってほしいなと思います