ちょっと前の話になりますが、訪問でおっぱいのケアをさせていただきました。
産後２週間。
産後の入院中から母乳だけで育てられるくらい、分泌の良いおっぱい。
それでも、突然トラブルが起こることもあります。
熱が出て…しこりができて…痛くて…
出産した病院に相談したところ、抗生剤の飲み薬が出たり、それで治らなくて点滴されたり。
そんな感じで発症から２週間が経過したところで、ご相談を受けました。
状況を聞いて、まず私が提案したのは『乳腺外科の受診』です。
あまりに長引いている。状況がわからない。
とりあえず乳腺外科で医療的な診断を受けて、それで問題なければケアを行う。
問題があれば外科的処置を先にしてもらいましょうということで。
結果…乳房に膿が溜まっていたので、切開して排膿していただきました。
膿さえだせば、痛みや熱は落ち着きます。
身体が楽になります。
数日後、ドレーンというチューブが抜けたところで見せていただきました。
心配なのは、分泌が落ちているのではないかということ。
それは、まったく問題なく。おそらく、母乳だけで赤ちゃんも満足できそうでした！
問題なのは、どうして産後すぐにこんなに大きなトラブルになったのか、です。
どうしてでしょうね💦
私にも、本当のところはわかりません。
ですが、かなりの冷え症で湯船に浸かる習慣もない彼女が
な～んのトラブルもなく妊娠・出産を終えて、身体はもしかしたら限界を迎えていたのかも。
産後頑張りすぎて疲れが溜まって、免疫力が下がったところに乳腺炎になって
いきなり抗生剤飲んで、さらに免疫力が下がったのかも
想像でしかないですが。
乳腺炎になると、乳房にばっかり目が行きます。
乳房以外のところには目が行きません。
肩が凝ってるとか、足が冷えてるとか、便秘になってるとか、水分飲めてないとか。
そういうことの積み重ねで、身体が限界を迎えたときに
一番弱い部分に症状が出ます。
ということで。
ドレーンが抜けたおっぱいの状態には、大きな問題は見られなかったため
生活上の注意点を少しアドバイスさせていただき
添い乳の練習をして、骨盤を整えて、背中や下肢をほぐして…
というような身体のケアを行いました。
こんなに大きなトラブルになると、また繰り返さないか不安になるかと思いますが
心配したり不安になったりすることも、身体にはマイナスになります。
身体と心ってつながってますからね。
どちらも整えることで、元気になります！
ケア後の乳腺外科の受診も問題なかったようで、終診となりました。
ご本人も、産後のサポートをされていたお母さまもホッとされたことでしょう。
つらい日々ではありましたが、大きな学びの期間でもありました。
どんなことも、色んな気付きを与えてくれます。
妊娠中・産後どちらでも、ちょっとした不安がある方は、まずはご相談くださいね！
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