妊娠前に歯科治療が必要なわけ | 助産師uticoが伝えたい 未来のいのちのために いまできること

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助産師uticoです^^
2019年9月、結婚を機に福岡から東京に拠点を移しタイトルも更新しました♡
夫と生活する中で感じたことを助産師目線でお伝えできればと思っています。

ずいぶん前に、切迫早産には感染予防が必要ということは伝えていました


最近、切迫に関する記事を書いていなかったので


歯周病と切迫早産との関連について、もう一度書いておきます


私が通院している歯科医院の院長とお話をする機会がありまして


(治療を中断して色々話していただきました。ありがとうございます!)


そこで得た、新たな情報を元に…



口の中の粘膜と、子宮の中の粘膜の構造はすごく似ています


ですから、歯周病菌が血液に乗って、同じ環境の子宮に到達するわけです


菌によって炎症性が起こり、その炎症によって生じるプロスタグランジンというホルモン


これは、お産が進まない時に使用する陣痛促進剤と同じものです


つまり、歯周病からくる切迫早産は、常に陣痛促進剤を体内で産生しているわけですね


どんなに子宮収縮抑制剤を点滴したとしても、人工物ですから


体内で産生される陣痛促進剤のほうが強いのは当たり前なのです


基本的には、人工物より自然物のほうが強いですからね


歯周病に感染している妊婦さんの切迫早産・低出生体重児のリスクは


感染していない妊婦さんの約7倍!!


ですから、赤ちゃんを守るために、妊娠前に歯科治療はしておいてくださいね



加えて、この歯科医院がある地域では、妊産婦さんを対象に3回の無料歯科検診を行っています


ご自身が住む地域でも、このような検診制度がないか、行政に聞いてみてもいいかもしれません






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