ずいぶん前に、切迫早産には感染予防が必要ということは伝えていました
最近、切迫に関する記事を書いていなかったので
歯周病と切迫早産との関連について、もう一度書いておきます
私が通院している歯科医院の院長とお話をする機会がありまして
(治療を中断して色々話していただきました。ありがとうございます!)
そこで得た、新たな情報を元に…
口の中の粘膜と、子宮の中の粘膜の構造はすごく似ています
ですから、歯周病菌が血液に乗って、同じ環境の子宮に到達するわけです
菌によって炎症性が起こり、その炎症によって生じるプロスタグランジンというホルモン
これは、お産が進まない時に使用する陣痛促進剤と同じものです
つまり、歯周病からくる切迫早産は、常に陣痛促進剤を体内で産生しているわけですね
どんなに子宮収縮抑制剤を点滴したとしても、人工物ですから
体内で産生される陣痛促進剤のほうが強いのは当たり前なのです
基本的には、人工物より自然物のほうが強いですからね
歯周病に感染している妊婦さんの切迫早産・低出生体重児のリスクは
感染していない妊婦さんの約7倍!!
ですから、赤ちゃんを守るために、妊娠前に歯科治療はしておいてくださいね
加えて、この歯科医院がある地域では、妊産婦さんを対象に3回の無料歯科検診を行っています
ご自身が住む地域でも、このような検診制度がないか、行政に聞いてみてもいいかもしれません