こんにちは。波瀬川です。

 

今日は風が少し冷たく、肌寒く感じる1日ですね。

 

この季節の移り変わりも、四季折々の気候をもつ、日本ならではの特色といえるのかも知れません。

 

 

 

 

さて! 季節が移り変われば、草木の顔ぶれも変わっていくもの。

 

先日、Twitterでご紹介した「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」

 

 

 

 

小さな黄色い花が、とても可愛らしいですね。

 

そんなソシンロウバイの、現在の姿がこちら。

 

 

はい、だいぶ花が散ってしまっています・・・。

 

 

 

ソシンロウバイの当キャンパスにおける開花時期は1〜2月であり、

 

件のツイートは2月末。

 

 

開花時期はほとんど終わってしまっていたのです🥺

 

 

いやはや、失礼いたしました💦

 

 

 

 

そんな散りゆくソシンロウバイの花を眺めていると・・・

 

 

「なんだか、花の形が独特だな??』

 

「蝋””なのに、ウメとは花の形が違うような・・・」

 

 

 

 

 

すぐさまデジタルミュージアムのページを開く私。

 

そこには「分類:ロウバイ科」の文字が。

 

やはり、ウメの属するバラ科ではないようです。

 

 

 

 

「ロウバイ科って、なんだ???」

 

 

 

 

またもや、Webで検索を始める私。

 

こうなると色々と調べだしてしまうのが、波瀬川の悪癖(?)です。

 

玉石混交の情報とはいえ、ちょっとした調べ物はWeb上で出来てしまう。

 

私のような素人には、なかなか便利なものです。

 

 

 

 

調べてみると、ロウバイ科は「クスノキ目ロウバイ科」という、

 

比較的古い年代に成立した分類群であり、

 

ウメ(バラ目バラ科)とは全く異なる種類の植物のようです。

 

つまり、ウメよりも先輩格のグループ、というわけです。

 

むしろ、モクレンやナツメグに近縁なグループなんだとか。

 

そして、このグループの特徴のひとつとして「螺旋状の花を咲かせる」といったものがあるそうです。

 

「どうりで、ウメとは違う花をつけるわけだ」などと、

 

腑に落ちた次第でございます。

 

 

 

 

一見、あるものに似ていても、

 

学問の進歩に伴い、後から調べてみると、

 

全く違うものがルーツであったことが判明していくこと。

 

とても興味深いものですね。

 

 

 

 

現在、当館で開催中の「生き物のカタチ展」。

 

こちらでも、そんな「似ているけど違う生き物」の数々を展示しております。

 

是非、ご覧になってくださいませ♪