コチドリです。

 

私の生息地はこんな場所です。

展示パート「里海へのいざない」に設置されている干潟ジオラマです。

瀬戸内海沿岸部に広がる自然干潟の生態系を再現しています。

 

いました!

コチドリは砂泥地や砂地に渡り鳥として飛来します。

可愛らしい見た目ですが、急に走りだしたかと思うと急停止して、思いがけない方向にくちばしを向けて餌を取ったりします。

 

近くにイソシギもいました。ヤマトオサガニを狙っているのでしょうか。長いくちばしで砂泥中のゴカイやカニを引っ張りだして捕食します。

 

潮の干満による環境の変化が激しい干潟では、乾燥や高温に耐えられる、巣穴を掘るタイプのカニやゴカイ、二枚貝などが多いのが特徴です。彼らはシギ・チドリなどの鳥類や、魚達の栄養源になります。底生生物が干潟の生態系を支えています。

 

広島大学では、干潟の保全・再生に関する研究や、瀬戸内海の豊かな水資源を守るための様々な研究が行われています。展示パネルで詳しくご紹介しているのでご覧になってくださいね。

 

干潟ジオラマでは他にも興味深い生物を見ることができます。また別の機会に少しずつご紹介したいと思います。