くまです.
今日午前中,総合博物館の第1回フィールドナビ
「はじめての自然観察-基本の20種から覚える春の花-」
を開催しました.
講師は,生物圏科学研究科の中坪孝之先生です.

 キャンパス内の桜が満開の中,
薄曇りの暖かな陽気がつつむ
野外観察会にとって
絶好のコンディションとなりました.
参加者は,記者の方や当館のスタッフを含めて27名でした.

はじめは,講師と参加者の間が離れている気がしましたが....
入口

すぐに,質問が飛び交う
楽しい雰囲気となりました.
すみれ
パンジーとスミレが同じスミレ科であることを示すため,
博物館前に植えているパンジーを事前にとってきて
参加者に説明しています.

スイバ
かじるとすっぱいスイバです.

つくし
一面,スギナ(つくし)の群落.
恐竜が繁栄した中生代から前から生き残っているとのこと.

ビオトープ

マック前

総科文間
キャンパス内には,10種類程度のスミレが分布しているとのこと.
素人には,スミレの種別の判断は難しいのですが,
それよりも可憐な花に目を奪われました.
視線を低く見ると,
通り過ごしていた地表の世界が
大きく違ってみえました.

約2時間の野外観察の後,
中坪先生から頂いたたんぽぽコーヒーで一息.
コーヒー

最後に,中坪先生から
図鑑の選び方についてアドバイスをうけました.
先生が紹介して頂いた図鑑や書籍はコチラから
講義

今回,参加者の多くのかたは,
幼稚園・小学校の教職員の方,
ボランティアとして子供と接している方でした.
子供の指導者の方に,
身近な草の名前を知ってもらうことにより,
子供たちへそれを伝えてほしいという先生の思いから,
募集の対象をやや絞って観察会を開催しました.

また,身近な雑草を取り上げることは,
普段気に留めない雑草にも
生きるための様々な工夫があることを学べること,
子供が自由に摘んで観察できることなどの
メリットがあるそうです.

最後に,今日歩いたところと,
観察した植物名をのせておきます.
(私がつくったものですので,
植物名にミスがあれば随時修正します)
地図をつくってみると,
キャンパスの自然の豊かさを改めて感じました.
地図
※4月9日一部修正ずみ

最後になりましたが,
楽しい自然観察会を準備して頂いた中坪先生と,
参加者の皆様に深く感謝申し上げます.

次回のフィールドナビもご期待下さい.