株価は反落  | 長谷川 忠康 オフィシャル・ブログ

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  38352.34 -62.09 -0.16% 反落  
  RSI 日足   40.1%  
           
           
動いた フォロー銘柄 (+1% 以上)    
コード 社名 週足 日足 株価 前日比
7013 IHI D 1 9079 292
8136 サンリオ D 1 4881 77
9438 エムティーアイ C 1 1263 61
7011 三菱重工 C 1 2384 34
4617 中国塗料 C 1 2489 30
220A ファベル C 1 940 11

 

 

NQN◇東証大引け 日経平均は反落 地政学リスクを嫌気、セブン&アイとソニーGは上昇
 20日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、終値は前日比62円09銭(0.16%)安の3万8352円34銭だった。米金融政策の先行きやウクライナ・ロシア情勢など市場を取り巻く環境の不透明感の高まりを受け、リスク回避の売りが株価指数先物などに優勢だった。半面、セブン&アイなど主力株の一角が個別材料で上昇したのは相場の支えになった。
 堅調な米景気やインフレ再加速への懸念から米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが鈍化するとの見方が根強く、米長期金利が高止まりしているのが重荷になった。ウクライナ軍は19日、米国から供与された長距離地対地ミサイルでロシアの軍事施設を攻撃した。ロシアは核兵器の使用条件を示した「核抑止力の国家政策指針(核ドクトリン)」を改定し、核兵器による反撃の可能性を示唆した。両国間の地政学リスクの高まりも買いを見送る要因となった。手控えムードが強いなか海外勢とみられる株価指数先物への散発的な売りにつられて日経平均は下げ幅を200円あまりに広げる場面もあった。
 半面、セブン&アイが創業家による買収に関する報道で急伸し、上場来高値を更新するなど個別で材料のあった主力株には買いが集まり、相場の下値を支えた。ソニーGは動画配信・出版大手のカドカワの買収に向けた協議に入ったと伝わったことを手掛かりに上昇した。前日に2024年4~9月期決算を発表した損保株ではSOMPOが通期純利益予想の上方修正と追加の株主還元を好感した買いで急伸した。市場では企業の資本効率改善に向けた動きが一段と加速することを期待する声も出ていた。
 日本時間21日早朝には米エヌビディアの2024年8~10月期の決算発表を控える。エヌビディアがけん引する生成人工知能(AI)向け半導体市場拡大の恩恵を受けるとされるアドテストは取引終了にかけ上げ幅を拡大した。東エレクは後場に持ち高整理の売りに押されて下げ幅を広げた
 東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は前日比11.74ポイント(0.43%)安の2698.29だった。JPXプライム150指数も反落し、3.74ポイント(0.31%)安の1195.07で終えた。
 東証プライムの売買代金は概算で3兆7494億円、売買高は16億5345万株と低調だった。東証プライムの値下がり銘柄数は997、値上がりは600、横ばいは48だった。
 東京海上、信越化、ファストリ、ソフトバンクグループ’(SBG)、トヨタが下落した。一方、リクルート、テルモ、大塚HDが上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕