身近な新製品情報に目を光らす
生活水準が高度化して、物質的には不足のない時代であるから、消費意欲を引き出すには新製品開発が不可欠である。開発された新製品の普及も早い。新規の需要が一巡すると、買い替えを促進するような製品開発が中心になる。携帯電話がその例である。いかに早く新製品に注目し、成長銘柄を見出していくかが、まさに株式投資の醍醐味である。一方では、生活の場で判断しにくい、新技術や新製品は、専門家の判断に委ねられるから、相場の後追いになるリスクがある。まずは、自分で店頭で手にとってみて、使ってみて判断できる、新製品や新サービスに目を光らしておきたい。大きな投資成果に結びつく可能性が出てくる。
ビジネスモデルの強化に結びつくか
マスコミにも専門紙にも取り上げられ、注目される商品やサービスは数多い。問題は株式投資の成果に結びつく注目企業・銘柄の選択である。新製品や新分野を手がけても、その企業の利益を稼ぎ出す、メイン・ビジネスの収益構造を強化するかどうか、の判断が重要である。いわゆる、その企業のビジネスモデルを強化・補完する新製品に注目したい。