LOH(加齢男性性腺機能低下)症候群にならないために | 長谷川 忠康 オフィシャル・ブログ

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ボーヴォワールは「老人の性は、欲望することを欲望する」と喝破した。


最近 LOH(加齢男性性腺機能低下)症候群と呼ばれる病気が増えて、07年1月から診療の手引きがつくられ、治療法の効果を確かめる大規模な臨床試験が始まっている。


その症状は


総合的に調子が思わしくない

関節や筋肉の痛み

ひどい発汗

睡眠の悩み

よく眠くなる、しばしば疲れを感じる

いらいらする

神経質になった

不安感(パニック状態になる)

からだの疲労や行動力の減退

筋力の低下

ゆううつな気分

「絶頂期は過ぎた」と感じる

力尽きた、どん底にいると感じる

ひげの伸びが遅くなった

性的能力の衰え

早朝勃起の回数の減少

性欲の低下


など。(LOH症候群診療の手引きより)


これらの症状は男性ホルモンが加齢とともに減少する以上に、ストレスなどの原因で分泌が急減することにより起こっていると見られている。


定年後の生活を充実したものにするためには、日ごろから男性ホルモンの分泌異常をもたらさないような生活態度を心がける必要がある。


男性ホルモンは筋力の維持、活動性、性欲などをつかさどるものだから、正常な分泌を維持できれば、老後も病気知らずで、楽しい人生の楽園を迎えることができるだろう。