著者の宮崎氏は野村證券 産業戦略調査室主任研究員として国内外のエレクトロニクス企業のグローバルな産業調査に携わっている。
東京大学大学院を出て、理学博士。ベンチャー企業勤務、外資系金融機関勤務と多彩なキャリアがある。
わが国の大手エレクトロニクス企業やグローバルな自動車メーカーが今回の金融危機で急速な業績悪化に見舞われている背景を、鮮明に描き出している。
日本の製造業の将来を考える上で、貴重な著書である。
ついでながら、小生が勤めていた職場に優秀な研究員が輩出していることに誇らしい思いを感じています。