イタリアンの料理名って
ひどいのが多いですよね?
ペスカトーレは漁師風
ボスカイオーラは木こり風
カチャトーラは猟師風
コンタディーナは農夫風
まあこの辺くらいなら
食材の背景にある職業が
由来であろうと想像できますし
美味しそうです。
ところが!
カルボナーラは炭焼き職人風
炭焼き職人がパスタを作ったら
炭の粉が落ちたというイメージで
黒コショウで見立てたり。
いつも煤けた状態?
炭焼き職人に失礼では?
諸説ありですけど
更に!
アラビアータは怒り
プッタネスカは娼婦風
ディアボラは悪魔風
ポヴェレッロは貧乏人
美味しそうどころか
料理名としては逆効果では?
そこは文化の違いなのでしょう。
まあ日本でも、蕎麦うどんの
きつね、たぬきは
外国人への説明に一苦労しますし。
親子丼に至っては、
なんとも酷なネーミング。
あ、残酷焼とか地獄焼も
ありますねえ。
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さて、今回はその中の
「ポヴェレッロ」
貧乏人のパスタの
はじまりはじまり~
お手軽に作れる料理です。
【用意するもの】
パスタ乾麺100~150g
量はお好みで。
既定の時間で茹でておきます。
オリーブオイル
ちょっとグレードが高いのが
オススメです。
ニンニク少々
チューブのニンニクで代用しましたが
フレッシュニンニクを刻んだほうが
断然美味しいです。
唐辛子少々
輪切りを使いました。
卵2個
チーズ
粉チーズでOKですが、
パルミジャーノ・レッジャーノを
おろして使うとベストです。
塩
好きなのでOK。
オリーブオイルを
フライパンに入れます。
ちょっと多すぎる量を入れましょう。
そこに
ニンニク、唐辛子、卵2個で
目玉焼きを作ります。
焼くというよりは
オリーブオイルで揚げる感じ。
ところで目玉焼きって料理名も
よく考えたらすごいですよね。
外国のをとやかく言えませんねえ。
ひとつを皿に上げとっておきます。
ワタクシの好みは半熟です。
フライパンに残ってるほうは
ざっと刻みよく火を通します。
茹でたパスタを入れ、
茹で汁も少々入れます。
オリーブオイルに馴染ませて
チーズを入れます。
すいません、
チーズの投入の画像撮り忘れ。
量はお好みで大さじ1~2くらい。
ここで味見して
チーズの塩味が足りなければ
塩を加えて調整をします。
皿に盛り付けて、
先ほどの目玉焼きをのせます。
貧乏人と言っておきながら
トリュフ塩
本来のレシピにはありません。
勝手に加えました。
ジュリアーノ・タルトゥーフィ
トリュフ入り ゲランドの塩
成城石井にて。
目玉焼きに塩味つけてませんから
お好みの量で。
おお~いい香り。
貧乏人じゃなく、
金持ち風~!
日本で例えると
卵かけご飯的なパスタ
という位置づけの
家庭で簡単に作る料理のようです。
それ故にイタリアのレストランでは
お目にかからないメニューだそうで。
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シンプルで飽きの来ない味。
卵とチーズを使うのですが
カルボナーラとは違って
難しいテクニックは不要です。
登山やキャンプにも最適です。
仲間に振舞うと喜ばれます!
多分・・・
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ポヴェレッロ
昨年あたりから
料理研究家の方たちが
Youtubeで取り上げて
ジワジワと広がってるようで。
調べるとサイゼリヤにも
一時期あったようです。
例外なくワタクシもハマって
何度か作ってまして、
ペペロンチーノよりも好きです。









