登山や山奥のキャンプ場で、わざわざ海の幸で宴会したいなあと思っております。

そんな願望もあって誰でも簡単に作れる海の幸を使った鍋を作ってみました。

 

用意する食材は、

長ネギ(1本じゃなくて半分でも、お好みで。なんなら玉ねぎでもOK)。
刺身盛り合わせ(ツマが付いてるもの。量や内容は、お腹とお財布で相談)。
鯖味噌煮缶(水煮じゃなく、絶対味噌煮!)。
カレーうどんの袋麺

 

調味料は、

味ぽん(キャンプなら小さい容器に移して)。

和からし(チューブで十分)。

これだけです。

 

今回はお一人様鍋。

モンベルアルパインクッカー16、鍋のサイズがわかるようにカレーうどんを入れてます。

キャンプ想定でアルコールバーナーで。

 

刃物を使うのはネギ切るときだけ。

キャンプだったら家で切って持っていってもいいし、何なら現地でハサミでジョキジョキとワイルドに切ってもいいです。

 

刺身盛り合わせ。

好きなの買えばOK、これは¥1,000でした。
ミズダコの刺身にひかれて買っちゃいました。

 

ちなみにここでの見てくれは関係ないので、アウトドアに持って行くときに傾いて中身がグチャグチャになっても気にしない気にしない。

刺身の下に敷いてあった大根のツマだけを全部入れます。

その上に鯖味噌缶を汁ごと入れ、水を入れて火にかけます。

水は目測で750ccくらいかな。

まあどんどん蒸発するから適当に。

煮えてきたら、刺身投入!

好きな物から行っちゃいましょう。

味ぽんと和からしで。

薬味のネギも効果的です。

ミズダコうま~。

 

煮え加減はお好みで。

サーモンうま~。

和からし、つけすぎるとツ~ンときますが大人の夜です。
それも楽しみましょう。

マグロうま~。

刺身って火を通すと更に酒と相性が良くなると思うのはワタクシだけじゃないはずです。

鯖味噌煮缶の甘い煮汁、かなり薄まっているのですがこの味噌成分が効果的でただのしゃぶしゃぶよりも美味しいのです。

 

あえてしっかり煮るのも良いです。

個人的には火が通りすぎ煮すぎたのも美味しくて好きなのです。

出汁が出ますからねえ。

時間を楽しみながらのんびり自分のペースで。
水分が蒸発してきたら都度水を足してください。

ツマが煮えると大根の甘味も出てきます。

時間とともに汁がどんどん美味しくなっていきます。

よって、ツマと鯖味噌煮は最初はあまり積極的に食べず後半に楽しみましょう。

更に締めの具のためにも鍋に残しておきましょう。

それにしても酒がすすんでしょうがない!

最初は日本酒、後半ハイボールに切り替えました。

和からしの効果か酔っぱらってしまう・・・。

 

締めは味変。

この出汁でカレーうどん。

水が少なくなっていたら足して500~600ccくらいにして下さい。

ネギも一緒に煮ます。

5分茹でるうどんですが、7~10分くらい煮ると麺がツルツル。

ツマもうどんと絡んで極上の味噌カレーうどんになります。

刺盛りの大葉、火を通すと香りが飛んじゃうので食べるときにちぎってのせます。

汁はちょうどいい具合に麺がどんどん吸ってほとんどなくなるので後片付けも楽です。

 

刺身盛り合わせは刺身もツマも大葉も全部きれいに食べつくしました。

鯖味噌煮缶も汁ごと全部使いました。

 

タケシュー流、

「刺身もツマも丸ごと、簡単海鮮味噌鍋」

この鍋のポイントは?

刺身もツマも使うのはさることながら・・・、


◆鯖味噌煮缶をベースに使うこと。
基本的に刺身を煮ても魚臭さはほとんど出ませんが、味噌の効果でどんな刺身を使っても汁がまとまり美味しくなります。光物もOK!
味噌、砂糖、料理酒などからきちんと作ろうとすると荷物が大変だし、第一面倒くさいです。


◆味ぽんと和からしで食べる。

好みの銘柄のポン酢しょうゆでもOKです。

鯖みそ缶の甘い味噌味が薄まっている鍋です。

そこには味ぽんと和からしが一番相性が良かったのです。

いろいろ試して、たどりつきました。

食べればわかります、あったかいおでんに和からしが合うのと一緒です。

七味でもワサビでもありません。


◆〆は袋麺のうどん。
煮るほどに味が染みて美味しくなります。

袋麺のラーメンやそばは伸びちゃうと残念な麺類になるのですが袋麺のうどんは逆です。
伸びたほうが美味しいです
なんたって鍋の醍醐味の最後の汁をばっちり吸ってくれます。
それ楽しまなきゃ鍋とはいえません。
今回はカレーうどんでしたが、味噌煮込みうどんでも美味しいと思います。

 

◆調理が簡単。

調理に失敗したら残念な夜を迎えます。

美味しくないといけません。

そもそもこの料理、特にレシピはないのです。

ただ煮ればいいんです。

材料も、出先の一般的なスーパーで入手できるものだけ。

魚を捌く必要もありません。

簡単で失敗しないのがキャンプでは重要です。

 

◆ゴミが最小限。

この鍋は食材を捨てるとこなく全部食べ切れます。

魚の骨とか野菜の皮とかも出ません。

生ゴミ一切なし!

ゴミは、刺身の容器、空き缶、うどんの空袋だけ。

きちんと持ち帰りましょう。

飛ぶ鳥跡を濁さず。

 

◆海鮮丼でもOK。

これを初めて作ったのは買い置きしてた海鮮丼のアレンジでした。

冷蔵庫に入れてたらヒエヒエになったのでのっている刺身で鍋作って、最後の汁にご飯で雑炊で締めたのが発端です。

これも美味しいですぞ。

 

 

そしてこちらに初参加させてください。

お題 「常夜鍋(お一人様鍋)」

主催者kazuさんの、

想定ロケーションを忘れていないか?


●晩秋、もしくは初冬

季節を食材で表現しようと思ったけど一旦食材から気温へ視点を変えてみました。

刺身は昼間に調達しても寒い時期だったら夜まで大丈夫。

夏だったら危険です。

クーラーボックスとか必要で荷物がかさばりますし登山なら更に非現実的・・・。


●静かなキャンプ場

基本、弱火でゆっくりがいい鍋です。

音の出ないアルコールバーナーや焚火で静寂の中で煮えるのを酒とともに楽しみましょう。


●夜空には満点の星

満点の星空がゆっくり動く時間の流れを楽しむために調理の手間や食べごろのタイミングにせかされないでのんびり楽しめます。


●そして独り…

想定以上に酒がススミます。

独りです、止める人はいません。

肉料理だと酔うより先に腹いっぱいになるのですが魚料理だと延々飲み続けられます。

締めまでたどりつかない可能性大です。

でも翌朝に朝食で締めればいいんです。

 

そして毎日でも食べたいか?

これ常夜鍋の基本です。

ええ、これ毎日でもいけますよ~!

 

kazuさんよろしくお願いいたします!

 

お読みになっている皆さんも簡単なので寒い夜にいかがでしょうか?