私は寒いところで生まれ育ったせいなのか寒がりではないです。

どちらかというと暑がり。

 

今までカイロは使い捨てのも含めほとんど使ったことがありませんでした。

しかしこの前の12月14日の-4℃の大山山頂で手袋をはずし素手で細かい作業をすると寒さで指先がかじかんでしまい靴紐を結ぶのにも力が入らず・・・。

 

使い捨てカイロで暖めようと妻の使っているのを借りました。

しかしこれがいまいち暖かくなかったのです。

結局お湯を沸かしているバーナーの火の横に手をかざしたのですが風が強くてまったく暖まりません。

若いころはもっと寒いときでも素手でも大丈夫でした。

老いをこんなところで感じるなんて・・・。

 

帰ってからカイロのことをネットで調べると、

「使い捨てカイロの13倍の熱量のハクキンカイロ」

「ハクキンカイロは登山家、探検家の愛用品として古くから使われている」

など記事がいっぱい出てきました。

ハクキンカイロ、名称こそ知っているけど現物を見たことはありません。

 

小学生のころ読んだ本で忍者道具で小さな炭火を入れ持ち運べるカイロが載っていました。

その横に「この道具は現代のハクキンカイロに進歩してます。」

というようなことが。(薄い記憶ですが・・・)

 

あれから40年!(キミマロか)

久しぶりに見た「ハクキンカイロ」の文字。

ネット通販で買えますが、近くのホームセンターへ行ってみるとありました!

しかもamazonで買うのとほぼ同じ値段で売っているではありませんか! 箱1
ハクキンカイロ ¥3300+税
スタンダードというタイプです。

迷わず購入。レトロなパッケージいいじゃないですか~。
「おじさんマーク」というそのまんまのネーミングセンス!
箱2
プラチナ(白金)の触媒作用が熱源です。
(今回初めて知りました・・・)
中身

この付属のポーチに入れて使用します。
本体は工芸品ように美しく傷ひとつない磨き上げた光沢です。
触って指紋がつくと拭き取りたくなるような仕上げの美しさです。

フタと本体の勘合もすばらしいです。
スーッと閉まります。
MADE IN JAPAN 日本の職人さんバンザイ~!
2012年度グッドデザイン・ロングデザイン賞の受賞おめでとうございます!

中身2
下左から 
「フタ」
「プラチナ触媒+火口」
「タンク本体」

上のピンクのは付属の注油カップ。
フタ
注油カップを使ってベンジンを入れます。
ZIPPOのオイルで代用可能です。

取扱説明書を読むと・・・
1カップ(12.5ml)で12時間
2カップ(25ml)で24時間。
最大24時間使えるようです。
点火
火口を本体にはめこみます。
火口の中にあるプラチナガラス繊維をライターで軽くあぶります。

熱源のための火ではないので着火しているかどうかわかりにくいです。
フタをしてすぐ暖かくなれば着いています。
ベンジンの気化ガスがプラチナと協力し熱源となります。
この点火はあくまでベンジンの気化のためです。

たしかにベンジンを燃やし熱源にしたら数分で無くなってしまう量です。
長時間の熱源を発生させる、これを発明した人はすばらしいです。

あったか~い!
袋入りカイロ
ハクキンカイロは60℃以上になるとのことです。

直接持つとちょっと熱いくらいです。

付属のポーチに入れると丁度いいです。

使い捨てカイロだと約50℃で使い終わればゴミとなりますがこれは何度も使えてます。

これからの季節お勧めですね。

 

袋の文字は「HAKUKIN」ではなく「HAKKIN」。

カタカナは「ハッキン」でななく「ハクキン」・・・。

商標登録の関係でしょうか・・・。