かずとすう | Lose the fighting spirit

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普段のこととか、考えてることとかね

「数」には2つの意味があります

それは皆さんも知っての通り、「かず」と「すう」です

では、「かず」と「すう」にはどの様な違いがあるのでしょうか

まず「かず」について考えていきましょう

私たちは「数える」という言葉を使う時に「かず」という読み方をしますね

数えるとは、どういうことなのか

りんごが1つ、2つ、3つ、、、とりんご1つずつに"順番に"数字を対応させていくことを「数える」と言いますね

この時「3」に含まれている意味は、りんごが3つ存在しているという「個数」を表すものではなく、3番目のりんごにつけられている「順番」を表す背番号のようなものですね。


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では今度は、「すう」について考えてみましょう

私たちは「数量」という言葉を使う時に「すう」という読み方をします

「数値」の「すう」でも構いませんが、どちらにしても「すう」には必ず「量」の裏付けがあります

「量」とはいったいなんなのか

それは「情報」という言葉で置き換えても良いでしょう

「長さ」「重さ」「面積」「速度」「運動量」など、人間が感覚的に捉えることの出来るものも出来ないものも

人間はほとんどの「情報」を「量」として認識することで科学的に分析することを可能にしてきました

「量」には「分離量」と「連続量」がありますが、それはまた今度話しましょう

先ほどのりんごの話に戻しますと

「すう」として見た時の「3」に含まれている意味は

そこにりんごが3つ存在しているという「個数」を表します




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ここで2+3を考えることで

「かず」と「すう」の違いを見ていきましょう

「かず」として見た時、2+3の「2」は先ほどのように2番目の2、「3」は3番目の3を表します

「かず」として見た時、「2」と「3」は足せるのでしょうか?




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2+3は、そのまま2と3でしかありませんね

では「すう」として見た時はどうなるのか

「2」は2つのりんご

「3」は3つのりんご




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もちろん合わせたら5つのりんごになるわけですから

2+3=5ということになるのです

さて、このような事を踏まえた上で、私達は「数学」を学ぶ際に「かず」と「すう」どちらについて学ぶべきなのでしょうか?

その答えは既に「数学」の読み方が示しているのではないでしょうか