幼い頃からずっと独りで
薬に逃げて、倒れるまで飲んだ
それでも会いたい人には会えなくて
『どこを探したらいい』
『どこに行けば君に会える』
それだけを、考えた
答えは出ないまま、時だけが過ぎて
また薬に逃げて
その繰り返し
『どうせ会えないなら、この命など要らない』
そうとさえ思った
『ごめんね、君はそんなこと望んでないよね』
そう口にした瞬間、風が舞った
『そうだよ、貴方は私に縛られる必要なんてない。自由に生きていていいんだよ。いつでも会えるのだから、貴方にはまだ生きていて欲しい』と言ってくれた気がした
ありがとう
こんな弱い僕を愛してくれて
ありがとう
僕のたった1人の愛しい人
まだ会えないのは寂しいけれど
君への想いは永遠に消えやしない
日々強くなっていくんだ
『君の事だけ想っているよ』
と、僕だけの感情を君に届けたい
遥か彼方に広がるこの空のどこかで、僕を待っている君だけに。