美術作家 肥沼義幸の制作日記 -992ページ目

パリ旅行 その③

7月17日


10時にホテルを出て、地下鉄に乗ってロダン美術館 へ。

美しい庭園。思った以上に長く時間を過ごしてしまった。

常設展示のゴッホの「ダンギー爺さん」はやっぱり

良かった。あとムンクがロダンの「考える人」を油彩で

描いた作品などもあったりして面白い。



美術作家 肥沼義幸の制作日記


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写真上 ロダン美術館

   下 ロダン美術館庭園  


その後、昼食をとってからオルセー美術館 へ。

印象派のマスターピースの数々。どれも凄いわ~!!

特にゴッホとセザンヌの部屋が良かったです。

それと企画展示のマックス・エルンストの白黒の

コラージュの作品展示。これは非常に面白かった。

今回のパリ旅行の収穫の1つにもなりました。

エルンストというとデカルコマニーのシュールな風景画

油彩イメージが強かったのですが、今回初めて彼の

コラージュ作品をまとめて観ることができました。

実はマーズ・ヴォルタの「フランシス・ザ・ミュート」を

出した後のライブツアーのデザインシートには

エルンストのコラージュ作品が使われていたんですね。

鷹の頭をもつ男が全裸の女性の足にナイフを刺して

いる作品なんですが、この作品が図録の表紙にも

使われていました。

45ユーロもしたのですが、この創造的イメージは

今後手元に持っておくべきだと思ったので即購入

しました。エルンストのように鑑賞者が創造的イメージ

膨らませ、自由に作品を解釈できる作家の作品を

観ると、こちらの制作意欲も上がってきます。



美術作家 肥沼義幸の制作日記


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写真上 オルセー美術館

   下 マックス・エルンスト