美術作家 肥沼義幸の制作日記 -978ページ目

ドイツ絵画旅行

10月16、17日と2日間かけてライクスのエクスカージョン

でドイツのデュッセルドルフとボンを中心に美術館と

ギャラリーを周ってきました。


今回のエクスカージョンはペインターの展示がメインでして

僕にとっては願ってもないグットチャンスになりました。

簡単に観てきた展示を紹介します。


美術作家 肥沼義幸の制作日記


まずは、デュッセルドルフにあるK21

企画展示のWilhelm Sasnal は今、のりにのっている

若手ペインターでART NOWにも紹介されている有名

作家です。僕も前々から気になっていたので今回、

実物を見れてよかったです。


写真を元に絵を描いているのだけれども、描く前に

どう筆を動かすか、コンポジション、色を考え非常に

計算された具象、抽象絵画両方が展示されていました。

僕はタブローを制作する時、あまり考えなしで描き

始めてしまう癖があるので、ふむふむと大変参考に

なりました。それにしても色感がよい作家です。



美術作家 肥沼義幸の制作日記


翌日17日、まず朝からKunstmuseum に行きました。

企画展示のRaoul De Keyserの展示も良かったの

ですが、この美術館の常設展示が最高でした。


ピーター・ドイグとダニエル・リヒターの展示ルームに

アンゼルム・キーファー、ジグマール・ポルケ、

ゲリハルト・リヒター、ヴォルグガング・ティルマンスに

バナード・フライスと・・・。もう、挙げれば切りがない

ですが現代美術、今生きている作家の作品を目の

凄すぎて、ため息ばかりついていました。衝撃!!

とってもいい美術館なので、是非Bonnに来られた

際には足を運んでみてくださいね。



美術作家 肥沼義幸の制作日記


最後にCologneにあるMuseum Ludwig

企画展示のIsa Genzkenは蛍光カラーの

ごちゃごちゃした立体作品の展示であまり好きで

はありませんでしたが、この美術館はとても広くて

コレクションの幅もピカソのコレクションに近代絵画~

ポップ・アート、現代美術までドイツの作家を中心に

とても充実していました。


16日の夜は、美味しいドイツビールを飲みすぎて

まい朝はぐたぐたでしたが、美術館の展示がどれも

最高で今回も充実した旅行になりました。