昨日ブログアップしたのですが、修正するつもりが削除してしまいました。
コメント等くれた方には申し訳ありませんでした。
もう一度アップしました。
原稿が無いので内容が少し変わるかもしれません。
被災地のニューバターンに行くのはタグムから北の低い山を越えてマワブに入り
更に北上しナブントランに行きます。
そこから東に向かってコンポステラ、そこを南下してニューバターンに到着します。
タグムから逆Uの字に行って1時間40分掛かりました。
前回は土砂に埋もれた道路や家などの写真でしたが今回はその土砂を運んだ
洪水の発生カ所を見に行った時の写真とビデオです。
街から6キロ南下して山の方へバスで行きました。

この道路は土砂も無く倒木が少しあるだけで綺麗になってました。
山も近く綺麗な田舎町という感じです。

危なかったですね、もう少しで家が流されるところでした。
綺麗な水が豊富にある様です。

ここで行き止まりです。バスを降りて歩きます。
向こうに河原が見えます。

道路の右側に洪水の流れたような跡が見えます。
こんな大きな岩も流れてきたんですね、道路脇にありました。

流れてきた土砂、倒木、家、倒れた電柱
道路確保の為道路脇に押しやられたのでしょう。

これ、凄いでしょう、真っ直ぐ下へ河原が続いています。
ここには橋が架かっていたのですが跡形もありません。
グーグルアースでここを見ると川幅は10メートルも無い小さな川でした。
それが台風の大雨で1日でこんなに姿を変えてしまったのです。
信じられませんが事実です。

小さな川の両側は他と同じ様にココナッツの木があったでしょう。
全て押し倒し下流へまたは脇のココナツジャングルへと押し流したのでしょう。
台風が上陸したのは朝方です。洪水が起きたのは何時頃なのでしょう?
夜洪水が起きたとしたら考えるのも恐ろしいです。
ここに生えていたココナツの木、小さな家も、大きな岩も、土砂も人も全て押し流して行ったのでしょう。
自然の力は本当に恐ろしい事もします。
人間が何年掛けても元には戻せないでしょう。

道路はここで行き止まりです。
この道路も今は片付けてありますが大きな岩がゴロゴロと流れてきたのでしょう。

帰り道の道路脇です。
皆さん何かを待っている様子。荷物を持っているところを見ると、ここから避難する人のように見えます。
ジプニー等を待っているのでしょう。笑顔が見えますね。
橋のあった所からビデオに撮りました。
Typhoon Pablo 2
普通の家なら強風にも耐えられたでしょう。
ここニューバターンで耐えられなかったのは貧困層の住むバンブーで作った家が
多いです。
貧困層は住む所も良くないですから被害に合ってしまいます。
これからミンダナオで家を建てる人は台風が来ないミンダナオではないという事を
頭に入れて建てる事が必要でしょう。
ニューバターンの街でも土砂が流れた所と流れてない所があります。
道路1本が境界になりますから場所もよく選ぶ必要があるでしょう。
グーグルアースでは標高が表示されますから参考にもなると思います。
また簡単には道路より低い土地は良くないですね、知恵を使って災害に出来るだけ
遭わない様にしましょう。