musikahan バランガイのショータイム | ダバオも良いけどタグムもね

ダバオも良いけどタグムもね

ミンダナオ島TAGUM CITYでの生活とフェスティバルを紹介しています
2019年8月からフィリピンでストーマ生活しています。

今日はムシカハンでも面白さNO1とも言えるバランガイのショータイムです。

バランガイとは地区の事で、タグムシティには23のバランガイがあります。

歌あり、踊りあり、芝居もあり何でもありのショータイム。

自分の住んでるバランガイのショータイムで有れば応援にも熱が入るというもので

す。


タグムには海に面しているバランガイが三つあります。

リボガノ、ブサオン、マダムという地区名です。

リボガノはこのショーを見た限りではモスレムが多いのかなと言う印象を持ちまし

た。


歌、踊りは省いて物語の写真を見て下さい。


最初の場面はバランガイリボガノを紹介します。

バランガイリボガノは漁業、農業の街でみんな平和に楽しく暮らしています。

たまにケンカがあっても仲裁者が入って仲直りする。

仕事をしている時も笑顔が絶えない。

噂話も大好きな人達でした。

写真はそこら辺をすっ飛ばして始まります。



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 NO1
ある女性が近所のオバサンに告白しました。
「私好きな人がいるんです」
「わたしの友達の婚約者なんです」
「いけないとは思ったんだけど我慢出来なくて・・・」




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         NO2
場面変って男と女が話しをしています。
「俺は前から言ってる様に貴方が大好きなんだ結婚したいと思っているんだ」
「え、そんな事言われても私困ります」



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         NO3
「だけど本当は私も貴方の事が好きなの」




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         NO4 
「だけど私にはお父さんが決めた婚約者がいるのよ」
「それに私はモスレムで貴方はクリスチャンだし結婚出来ないわ」

「俺は貴方のお父さんに会って俺の気持ちをぶつけてみる」
「貴方と結婚出来るのだったら私もモスレムに改宗する」

「絶対俺のお嫁さんにしてみせる」




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 NO5
男はお父さんと婚約者の居る所に行って、自分の気持ちをぶつけたがお父さんからの返事はNOだった。




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         NO5
場面変って二人がお互いの変らぬ気持ちを確かめ合っていた。




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 NO6
するとそこへ婚約者が乱入して男にパンチを食らわせた。
女は泣きながら婚約者に謝った。

「ご免なさい私が好きなのは貴方でなくて彼なの」

「前から言おうと思ってたけど言えなかったの」




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 NO7
「私達結婚しても上手く行かないわ、だって私は彼の事が好きなんだもの」

「お父さんが勝手に決めただけなのよ」

「貴方だって上手く行かない結婚なんかしたくないでしょう」

「私の友達で貴方の事が大好きだという人がいるわ」

「貴方はその人と結婚すべきよ」

「きっと上手く行くわ」




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 NO8
いつの間にかパンチを食らった男の隣りに婚約者の事が好きだという女が居た。



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 NO9
「あそこにいる彼女よ」

「貴方の事が大好きで毎日貴方の夢を見ているそうよ」

「え、本当に」

「私は料理が下手だけど彼女は上手よ、それに可愛い人よ」

「私と結婚するより彼女と結婚した方が幸せになれるわ」

婚約者は「うー・・・・」と、うめいた。


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 NO10
男は言った「最初はお友達からお願いします」


女は「ヤダーン最初から婚約者がイイ」





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 NO11
二人はもう一度両親に会いに行き、話しました。

「私はお父さんの決めた婚約者とは結婚しません」

「私の決めた人と結婚します。」

お父さんは何も言いません。




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 NO12
成り行きを見ていたお母さんはお父さんにあの子の言うとおりにして上げて欲しいと

説得します。



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 NO13
そこへ前の婚約者が新しい彼女を連れて来ました。

婚約の話しは無かった事にして欲しいと頼みに来ました。

それを聞いたお父さんは「仕方ない娘の好きな男と結婚するがよい」と了解しまし

た。




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 NO14
男はモスレムに改宗し、モスレムのスタイルで結婚式を挙げます。



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 NO15
モスレムの結婚を祝う踊りです。



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 NO16
そして月日は流れ、可愛い女の子も出来て幸せに暮らしています。



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 NO17
そこへどういう訳かエライお坊さんが通り掛かりました。



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 NO18
幸せな家族の為に祈り、踊りました。



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 NO19
もちろんバンブーダンスも



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 NO20 
では、さらばじゃ。



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 NO21
ラストはみんなが見てる前で唄います。





お坊さんが来る所は写真の順番で行くとそうなるんですね、ショーを構成する上であ

そこに入れただけでこのストーリーとは関係ないと思います。


しかしラストシーンを見ているみんなを見ると非常に温かい目で見ているんですね、

これは本物の夫婦で本物の親子じゃないのかなと思います。

更にこれは物語ではなく実話を再現したものではないかとも思っています。





まだつづきます