昨日は17日。夜8時10分に歩いて家を出た。カインズは20時には一応駐車場は使えなくなる。チェーンを繋がれたら車を出せない心配があって、20分は十分に保ちながら歩いた。

 

初めて見るだろう人工衛星にワクワクしていた。20時32分から5分間見られるとインターネットでは書いてあった。カインズの駐車場に上がると、方角をスマホの磁石で念入りに確かめていた。北西から東までが軌跡だった。

 

天体に対して見晴らしがよく、私はそこを自分で秘密基地と呼んでいる。えらいオープンなシークレットである。32分が来た時、見える方向に目を遣った。この日は暑かったが晴れていて、観測日和だと喜んだ。

 

車が上り下りするスロープには、眩いくらいの灯りが煌々としている。手で明かりを遮らないと空がはっきりとしない。でも星もよく見えている。首を回しながら見えそうな所に何度も目を向けた。見えるのはカラフルに点滅する明りの飛行機ばかりだ。5分など非情にも過ぎ、とうとう星以外には人工衛星は見る事が出来なかった。

 

スターリンク衛星!

 

残念だけれど、そう簡単には見れないとあっさり納得して、家に帰った。Tシャツ1枚なのに、とても乾いたとしても気持ちが悪く、すぐに湯舟に浸かった。またいつか見られる事もあるだろう、そう思った。

 

写真で見るには30個くらいの人工衛星が連なって、まるで銀河鉄道を目の当たりにしたようだった。いつか必ず見たいとの思いは募った。

 

今日18日は何かをしていて、じっとしていることがなかった。夕方になった頃、外は青空だったのでふとインターネットで今日も見られるかと調べてみた。

 

言葉は殆ど検索したものを引用しているが、

 

「スターリンク衛星とは、アメリカのスペースX社が提供する衛星インターネット「スターリンク」の人工衛星のこと。50~60の衛星が列になって進む。衛星が打ち上げられた時と数日だけ観測出来るので、今後もずっと見ることが出来るわけではない。観測するなら大量に打ち上がる今年中がお勧めだ」

 

「スペースXは、テスラのトップも務める、実業家のイーロン・マスクが作った会社。スターリンクは、衛星から電波を拾うことで、インターネットが使える仕組み。スターリンクの衛星は、2023年7月時点ですでに4500以上が打ち上げられていて、それらが束になって地上のアンテナに電波を飛ばしている」

 

「肉眼では打ち上げ直後数日で、打ち上げ済みのものを肉眼で観測することは出来ない。1度に50~60機がまとめて打ち上げられ、数日間だけ列になって地球の周囲を周り、観測出来る」

 

とある。

 

いつ見られるかなどはPCで検索することで、まず「スターリンク衛星」を入力し「[7月速報]スターリンク衛星とは? 次はいつどこで見れるかの情報 まとめ」

をクリックし、ずっと下の方の https://find starlink.com/ をクリックすると、

Country:Japan  Place:Kobe,Hyogoと出るので「FIND VISIBLE TIMES」をクリックする。地域が違う場合はその場所が現れていると思うのだが。

 

次の3ランクに分けられている。Timing with good visibility(よく見える)Timing with average visibility(普通に見える)Time with poor visibility (やや見えにくい)。肉眼でよく見るには good visibility と書いてある時だけを対象にするのがいい。  

 

この手順で出てきたのが18日は good visibility だった。昨日よりは少し雲がある気がしたが、目が慣れると、雲のない所では星は何とか輝いている。

 

(past)8:46pm, 18Jul 2023 Star link-92(G5-15)(new), BRIGHT(2.3) from 5 mins   Look from NORTHWEST to SOUTHWEST   Elevation(from horizon): start:10°, max:77°, end:77°

 

20時46分が近い。何度も時計を見、北西から南西までをしっかりシミュレーションした。20時30分には邪魔なくらい明るい電灯は消えていた。好都合だった。出来るだけ遠くの街の灯りも余り見えないような所で待った。

 

46分になっても、何も見えない。ああ、また今日もダメかと、半ば当たり前のように宝くじの外れに諦めているかのように、それでも後2分。首をほぼ真上の辺りに上げた。点が3個ほど並んで南西の方に向かっているように見えた。これだ! スマホで写そうと準備していたので、先ず画面の範囲にやっと捉え、写した。60も並んでいたら壮観だろう。でも半分でも、10個でもない。3つの星が整然と並んで、まるで銀河鉄道のように空を駆けて行った。すぐに見えなくなったが、確かに私の目には不思議な感動と余韻が残った。

 

もう7月は見られないだろう。月に4回は打ち上げられると書いてあった。間違いなく、これなら天候の事もあるが1週間に1度は見られる事になる。条件のいい所で、長い連結された空の夜汽車が、星々の間や上や下を整然として夢を運んで行く姿を、何度でも観たいと思った。