オカリナの事でお話するようになるのですが、イタリアのオカリナ演奏家 Emiliano Bernagozzi (エミリアーノ・ベルナゴッツイ)氏をご存知だろうか。オカリナ七重奏団G.O.B.(ゴブ)の中心となる1人だ。

 

私が言うまでもないが、1853年に、北イタリアブードリオでジュゼッペ・ドナーテイ(レンガ職人・当時17歳)によって初めてのオカリナが誕生した。それから11年後(1864年)にG.O.B.(Gruppo Ocarinistico Budriese)が結成された。今日までメンバーを変えながら、150年以上も伝統を受け継いで来ている。

 

7人が7種類のオカリナを駆使して4オクターブ半の音域での演奏を可能にしているが、G.O.B.はイタリア政府が認めている楽団でもある。彼らは世界中で演奏活動を続けているが、知る人ぞ知るオカリナの演奏集団なのだ。因みに、G.O.B.は日本でも、色々な所で演奏している。滋賀、兵庫、福岡、東京等である。

 

その中心になるエミリアーノ・ベルナゴッツイ氏を、ここでは言い易い事も含めて、エミリアーノ氏と言わせて頂く事にする。2018年には、初めて第5回から日本オカリナコンクールの審査員として招聘されている。私はその年にシニアの部で出場している。3月21日の事だ。

 

エミリアーノ氏とは会った事も勿論話した事もなかった。寧ろ、名前位しか知らなかったと言う方が当たっている。

 

その時は、作曲の基礎や方法など知らなかった(今もだが)ど素人の私が、思い付きで作っていた曲の1つ「モンゴルの少女」を演奏した。長くなるので、ここでは詳しくは記さない。

 

日本オカリナコンクールの実行委員長(小林理子氏)から電話があった。エミリアーノ氏が私の「モンゴルの少女」の楽譜を貰えないかと言っていると。当然私は驚いた。こんな世界的なオカリナ奏者から声が掛かるなんて。何故かは分からなかったが、私のメロディー譜とピアノ伴奏譜(これは当然、私が伴奏を作ったのではない)を、すぐに送った。

 

2019年は、第6回日本オカリナコンクールで矢張り自作の曲「雪が舞う」を演奏した。これも実行委員長から連絡があった。演奏から5日後に行われたワークショップでは、80人ほどで一杯の参加者のもと、エミリアーノ氏はピアノ伴奏と共にオカリナで「モンゴルの少女」を吹いた。イメージの違う軽やかな演奏は、私に新鮮さを齎した。何度も私の紹介をするので、何度も私は立った。この時の通訳は小林理子氏で、それはそれは上手く、巧みだった。

 

その後懇親会をする事になったが、私は帰ろうとしていた。実行委員長に言われ、残る事にした。ビールがある。食べ物もある。エミリアーノ氏はソプラノ歌手の奥様も一緒だったが、私には親しく話しかけて来た。私も楽しく応じた。勿論通訳の出来る人が間に入った。下手な英語で喋ってみたが、これは通じなかった。エミリアーノ氏も奥様も、親しそうに私にイタリア語で話しかける。イタリア語は分からない。しかしお国柄なのか明るくて愉快な人だった。

 

コロナ禍の為、2020年のコンクールは録画を送っての審査となった。エミリアーノ氏は日本に来る事が出来ない状況にあった。それはここでは余り関係がない事ではある。

 

夏の頃、実行委員長を通じて、エミリアーノ氏が私の楽譜集を作りたいと言って来た。青天の霹靂とは、正にこの事か。それからはPCでのメールでの交換になった。英語でしか話し合えなかった。私は、12曲の楽譜を実行委員長に送り、ご好意に甘えてスキャンして貰い、エミリアーノ氏に送って頂いた。

 

エミリアーノ氏は兎に角仕事が速い。娘のイラストが子育てや自分の仕事もあり、遅れた。エミリアーノ氏側の仕事を度々滞らせて迷惑も掛けたが、今年の2月始めには、要領が悪かった所為もあるがやっと終わった。娘と一緒に喜んだ。

 

素人のこんな曲を日本のみならず世界に発信してよいものかと悩んだが、エミリアーノ氏に出版して頂かなかったら、私の曲は世に出る事はない。それは嬉しい事ではあるが、気がかりなのはこれらの曲を楽しんで演奏して下さる方々がいるかと言う事だ。

 

エミリアーノ氏は、自分のツアーや劇場やコンサートホール、それも世界中でのコンサートで、私の曲も演奏して来たそうだ。この不思議な出会いには驚くしかないが、今はとても感謝している。またそれ以上に、不思議な縁も感じられてならない。

 

第2集も作りたいと言われ、また12曲を送ったばかりだ。懇親会で30曲位作っていると言ったのをしっかりと記憶していらっしゃっていたのだ。

 

 

 

買ってくれる人がいなければ演奏もして貰えない。況してやオリジナルの曲であるし伴奏CDも付けていない。これで売れるとは思い難いが、それでも買って下さる方もいるかも知れない。これも人其々で、何らかの考えや縁があればこそである。大体、私のオリジナル曲等聴いた事もなく、面白くも何ともないと思うからだ。

 

ピアノ伴奏をしてくれる人がいれば、それは楽しいコラボになるだろうと思う。自由に其々の個性的な伴奏で変化と豊かさに富んだ演奏が可能だからである。それで、メロディー譜とピアノ伴奏譜が2冊に分かれているのだ。メロディー譜をアカペラで演奏する時は、特に間奏部分は取り去って演奏して貰ったらと思う。

 

F管で作曲したものはその伴奏とG管でも演奏出来る伴奏が付いている。外国ではF管ではなくG管を使うからとのエミリアーノ氏の配慮である。アルトとソプラノのB♭管で作った曲は、アルトとソプラノのC管でも演奏出来るようにピアノ伴奏譜が付いている。誰にでも吹けるようにとの、その思い遣りが嬉しい。

 

何はともあれ、購入などは度外視して、「テレマン楽器」さんにアクセスしてみて頂けたら幸いだ。検索方法を記して置きます。

 

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※ テレマン楽器での販売は2冊で1セット

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エミリアーノ氏と私との出会いの経緯は、メロディー譜の1冊の Preface(序文)に書いています。エミリアーノ氏のPrefaceも載せて頂いている。

 

先ずは、テレマン楽器を覗いてみて下さい。よろしくお願いします。