2021年に入ってから、もう3回目の満月を迎える。大体夜見たら真ん丸に見えるからそれが満月だと言って何の問題もない。目には1日位ずれても丸く見えているが、本当に真ん丸である時間は一瞬なのだ。その瞬間に出会いたいと思うと、1日のどの時間になるかは年間の満月の予定表を見なければ分からない。

 

昼に真ん丸の場合は、晴れていても見えない事が多い。たまに見えても白いお月様だ。

 

3月の真ん丸満月はWorm Moon(芋虫月)と言うらしいが、29日の午前3時48分がその瞬間で、熟睡真っ只中だ。28日の日中は雨だったが、夕方には雨は止んでいた。それでも見えるかどうかは分からない。もう、見る気力も失われかけていた。

 

真夜中になってしっかり眠ろうと思った。布団に入りいざ眠ろうとすると中々眠れない。ラジオ深夜便のスイッチを入れた。まだ3時にはなっていなかったが、重い目を開け、重い腰を上げ、玄関の戸を開けた。目の斜め上にしっかりと満月が見えた。霧が沸き上がっている所為もあって、白っぽい淡い月だった。それはすぐに泡のようになって消えた。まだ1時間位しなければ満月ではなかったが真ん丸満月が見られるかも知れないと言う希望が湧いた。

 

3時を過ぎると五木ひろしの特集第2弾で、それを聴いていると40分が過ぎた。47分にもう1度出て見る事にした。そうすれば48分までの待ち時間は僅かだし。

 

気力を振り絞って玄関を開けた。黄色な皓々と言うまでには行かないがその満月と私は対峙した。今年3度目の瞬間の満月もこの目に捉える事が出来た。睡眠まで犠牲にして観る必要があるのかと言う疑問もないではなかったが、この1年、その真ん丸満月を見てみようと決めたのだから、三日坊主には出来なかった。多分、来年からはこんな見方はしないだろう。夕方から寝るまでに見える満月を満月だと思えばそれでいいし、どう見たって時間は随分ずれたとしても見た目は満月としか見えないのだから。

 

年金暮らしともなると、お金はないが時間はある。こんな事でも自分に課す事で、「やった感」を持つ事も有りかと思ったりする。やった事のない実行が後9回。全部見られるとは思っていないが、それこそ自然の成り行きに身を任せて、次に見られる状況を想像してみる。

 

次の真ん丸満月は4月27日(火)12時32分だ。少しハードルが上がる。天候の事が気がかりなのはどの満月でもだが、来月は真昼の月となる。晴れていても見えない可能性はある。見えても黄色い月ではない。

 

次の満月はPink Moon(桃色月)と言うが、白い月が桃色に見えたら面白いだろうなあ。