私はオカリナを吹いている。が、以前は考えもしなかった支障を来たすようになった。
何年も前、左の親指が痺れるようになった。治ったかと思ったら今度は右の親指が痺れて久しい。オカリナは普通両方の親指で後ろの2つの穴を塞いだり開いたりしなければならない。アルトC管のような大きな穴ならまだしも、トリプルオカリナなら2連目の後ろの穴は特に小さい。そこに穴のない構造のものもあるが、そうそう買えるものでもない。それで、押さえている感覚が全くない。穴が塞がれていると思って吹いた音が、とんでもない音になっている事はしょっちゅうだ。勘で穴を塞ぐなんてどうかしている。
何年か前に、公民館で200人位の前で吹いた事がある。それはソプラノB♭管。「母さんのうた」を吹きながら皆さんの間を前から後ろに歩きながら。そこだけいい格好をした積もりだった。本音は、後の人には音が小さいので、せめて1曲でも近くで聴いて貰いたかったからだ。あれ、音が変だ。これは単にどこかの穴が上手く塞げていなかっただけかも知れなかったが、初めての事だった。
その頃から指を気にする事が多くなった。そして今。右の親指にはまるで神経が通ってないかのように痺れている。おまけに、両親指の関節が痛く、人差し指はバネのようだ。スムーズに曲がらなくてバネのように急に曲がる。そして、弾かれたように戻る。使い方はそれぞれ違っても、楽器を演奏するには指が本命である。
私は入浴剤が好きでよく入れて入る。最近途絶えていたが、効能に「リウマチ」がある。指の痺れとかバネ指とかはない。でも、リウマチが書かれていると言う事は、ひょっとして私の今の状態には効くかもしれないと思えた。大体、書かれているものに効果があるとは限らない。藁にも縋ると言った思いではないけれど、気休めでもいいからと買った。Kracieの「旅の宿」。シリーズパックなので、ここには草津、白浜、登別、箱根、別府の5つが3袋ずつ入っている。
買ってから何回か入れているが、先ず色で楽しめる。今まではそれで良しとしていたが、今回は実験的な要素もある。湯船で真っすぐに腕を伸ばすと、腕中がジーンとする。何か温泉の要素が体に入り込んで来るかのようで気持ちがいい。
今朝は、特に朝風呂に入った。福島県の民謡「会津磐梯山」が聞こえて来るようだ。♪小原庄助さん 何で身上潰した 朝寝朝酒朝湯が大好きで・・・。私は朝寝はしないし朝酒も飲まない。朝湯はそうそう浸からないが、温泉宿に仲間と行った時は、朝の露天風呂には好んで入った。庄助さんは凄いと思いながら、指を動かしてみる。決まってポキッとなる感覚はなくなって、湯の中でスムーズに動いている。
気持ちの問題だとよく言われるが、これは確かに微力には効いていると思えた。
効能は、疲労回復、冷え性、肩のこり、腰痛、神経痛、リウマチ、あれ症、あせも、しっしん、しもやけ、ひび、あかぎれ、うちみ、痔、産前産後の冷え性とある。神経痛はよく分からないが、最初の疲労回復からリウマチまでは私には関係がある。
効果大だと思ったのは、体中がぽかぽかする事だった。この入浴剤を使わない時は布団に入っても寒い位だったが、この前風呂からあがってすぐに布団に入ったのだが、寒いのに、とても温かかった。背中が熱くなって汗が出て来た。それが暫く続き、とうとうシャツがびしょびしょになった。着替えてまた布団に入ったが、今度は気持ち良く寝る事が出来た。
それからは、すぐには布団に入らない事にした。この効果は今朝に及んだ。シャツを2枚着ていたが、この体の温もりは1時間半位続いた。その時間が経過して、徐にもう1枚トックリシャツを重ねた。これに依って、夜風呂から出てすぐに布団に入っては駄目だと分かった。指だけではなく、他の効能まで実証出来た。
薬用入浴剤の事はブログに書こうと思いながらテレビを観ていた。すると、カリスマトレーナーのAYAさんが出ていて、彼女の1日が放映されていた。体の鍛え方などが語られていたが、朝はチャーハンを食べる所が映っていて、トレーニングをする前だから炭水化物が必要なので濃いものを食べるようだった。その代わり、昼は作り置きの野菜サラダを食べるそうで、激しい運動の後では、やさしいものでないと内臓が驚くと言った。
アボカドオイルがいいとか、フォームローラーがいいとか、何とマグネシウムバスソルトがいいと言って、この入浴剤をバスタブに他の入浴剤と混ぜて入れている所も映し出されていた。私がここで書きたいのは、しばしば起こる日常的なシンクロの事だ。薬用入浴剤の事をブログに書きたいと思っていると、何かしら入浴剤の事が姿を現した。それが何だと言う問題だが、役に立つかどうかは横に置いておいて、それは日常茶飯事の生活の1部になっている。
指は痛くなって来たが、「旅の宿」を入れた湯船に浸かると、途端に痛みは治まりスムーズに動く。逆に、薬用入浴剤を入れる事で指も体も気持ちがいいそんな楽しみが出て来た。色んな事に少しは効く事も分かった。
炭酸の出る丸い固形のものも以前は使っていた。これは泡が出なくなったら入るのがいいとテレビでは言っていた。私は、そんな事より泡と一緒に入っていたいので、使っている頃は放り込んだら私も湯船に自らを放り込んだ。それの方が、うんと楽しいからだ。
子供の頃バスクリンと言う入浴剤があり、そのオレンジ色の粉を付属の匙で入れて入ったものだ。さっと緑色に変わるのも面白かったし、ジャスミンの匂いがまた違った世界に私を運んだ。
他の薬用入浴剤も効能はあると思う。今の私は、「旅の宿」のこの5つの温泉の15包がなくなったら、次はどこの温泉のものを買おうかと、今から楽しみにしている。特に、秋田の乳頭温泉には、いつか実際に行ってゆっくり浸かってみたいと、ささやかな夢を追い続けている。雪が降っている頃なら、最高だ。