昨日(5日)の18時52分の反省から、今日の18時6分を完璧に観たいと思った。

 

先ず、自分でも思うが、短パンとTシャツはお笑いでしかない。寒くて震えていたが、宇宙ステーションと言っても星が移動しているようにしか見えなかったその星を観ている時だけは、麻酔が効いているような感覚だった。

 

18時52分に北北西の方角の低い所に見え始めるとあったが、時刻は同じでも見る場所も違うし見える状況も違う。その時刻にカインズの駐車場から見える低い山から姿を現すと思っていた。中々現れず首を右に捻って空の上を見た。そんなに明るくはない星が、ゆっくり動いていた。これだと思い、少し追って行った。目を外してもう1度見た時には、その星はもう姿がなかった。

 

これが昨日の様子である。

 

反省を踏まえて、今日の私は家での短パンを長いメンパンにはき替えた。Tしゃつの上から長袖のシャツを着た。車は使われていたので、17時40分に家を出た。十分な時間を計算したので、見られなかったと言う理由にはしたくなかった。比較的ゆっくり目に歩いた。まだ日は暮れなずんでいて、この時間は明るくさえ感じられた。

 

17時55分に、2階に並行してある広い駐車場に着いた。北北西が見える車のカーブになった坂道の角に立った。なだらかな山は黒くなって見えたが、暮れなずんでいた日の薄れた色が星を1つだに見えない青黒い空を残していた。18時になり、後5、6分となった。昨日は、その時間になっても現れないと思ったが、既に上空に星は動いていた。反省点は、見え始める時間より2分位前にはしっかり見ていなければならないと言う事だった。

 

カップヌードルではないが、3分待てば現れるだろう時間になった。しっかり北北西の辺りを見つめていた。18時6分が来た。だが、空に配置される星は見えないから、1つだけの星を見つけるのは簡単な事だった。あれ、まだ見えない。

 

見えたと思ったが、それは銀色に光り、まるで星のように動いていた。今日はこんな風に見えるのかと感激しかけていた。だが、点滅している。軌道もやや変である。きっと飛行機だ。数十秒してから昨日の事が思われた。すぐに首を捻って上を見た。1つそんなに明るくはない星が昨日と同じ場所にいて、それは動いていた。どうしてこんな時に紛らわしいものが飛んでいるのだろう。

 

全く昨日と変わらぬ位置から、星になった宇宙ステーションを追った。そこから動かなくても見えたとは思う。駐車場の小屋のような建物が少し邪魔になる。だから、広々と空が見える所までほんの少し歩いた。

 

星は一定の速さで動いている。向こうの山陰に隠れるまで見届けられると思っていた。だが、山陰に消えるまでに見えなくなってしまった。それはそうだろう。本当の星ではないのだから、比べ物にならない位低い所を飛んでいるこの1つの星が小さくなって行くのは飛行機と同じ事だった。

 

神戸の娘は仕事帰りの車を止めて見た、とすぐに携帯にメールが来た。動画も撮ったと書いてあった。まだ私が駐車場にいる時に。出雲の妹からは、何も見えなかったと残念なメールだった。月のように、すぐに見えるものでもない。これも、見るまでに慣れもいるだろう。

 

こんなに小さな星にしか見えないのに、実態は幅が約100mもある宇宙ステーションで、それが空を飛んでいる。宇宙飛行士はどんな気持ちでいるのだろう。志願する位だから、興味津々であろうと思う。

 

地上400kmの上空を秒速7.7km、時速27,700kmで飛んでいる。ライフル銃の初速の2倍以上速いのには、驚くしかない。地球を90分で1周すると言うから、1日に約16周している事になる。調べてみて初めてと言うか、そんな事、考えてみようと思った事もなかった。

 

それなら、1日に16回も宇宙ステーションが見られる理屈になる。だが、軌道などでそうそうは見られない。けれど、見ようと思えば、案外よく見られるものだと知った。夕方に、銀色に光って飛ぶ時間に見るのが感動出来るように思う。そんな時間を探して、今度からは良い条件で見たい。10日までは毎日見られるが、台風14号の状態で見られなくなる事も考えると、これで満足する他はないだろう。

 

後を見ると顔を上げた所に木星と土星が並んでいた。随分離れたなと思った。帰り道、何処までも付いて来るこの惑星たち。風が吹いている。頬に風が当たり冷え冷えする。だが、その他は心地良い風に感じる。それは服装の所為ではある。暗い夜道を1人歩いて行く。芒が首を垂れている。

 

今日2度目の宇宙ステーションは19時42分だった。星が沢山出ていて、もうその動く星は流石に見られなかった。家の前からは広いようで狭く、制限される。やっぱり不審者に思われる事が耐えられない。遠くても、私の観察場所はカインズの駐車場である。

 

もう23時13分。地球に一番近くなっている頃だ。ちょっと火星を見て来るとしようか。

 

ああ、何と綺麗なんだろう。頭上に、ひと際明るい火星。大きい訳ではないが、今が一番地球に近くなっている。今度は火星が公転して出会う2年2ヶ月先の事になる。望遠鏡で観られたらどんなに感動する事だろう。

 

火星は地球と兄弟惑星と言われている。水があった形跡がある。生物がいただろうと言う話は、以前からされて来た。火星人がいると言う話も、子供の頃からの関心事だった。その星をここまで興味を持って見上げた事はなかった。本当にもっと近付いて、バスケットボール位の大きさに見えたら、おったまげる事だろう。