もう暗い。車は使うと言うので18時30分に、歩いてカインズの2階の高さにある駐車場に歩いて向かった。短パンにTシャツ1枚。ウオーキングから帰ってごそごそしていたから、そのままの出で立ちとなった。

 

まだ明るく暑かったあの夏の日が嘘のよう。暗く、寒い。

 

カインズに着いたのが18時40分過ぎ。中に入ってメダカを見ていた。48分頃に外に出た。寒いが、感じ方は鈍っていた。方位磁石に合わせて、北北西の方を確認した。51分になっても現れない。低い方から上って来ると言うから、山の方を見ていた。52分になった。これだけ用意周到にやったのに、と思った。

 

何気なく暗い空の上を見た。何となく、余り明るくない星が動いているように思った。少しずつ少しずつ移動しているのが分かった。これだ!

 

今まで見た宇宙ステーションは明るい空にはっきり見えていたが、今は全くの夜のようだ。初めて見る人は、要領が分からないかも知れない。動いていなかったとか、見られなかったと言うレベルだろう。

 

私は、その4等星か5等星位の、まるで微妙に動く星を目で追った。カインズから帰る車のライトが眩かった。動く方向に場所を少し移動した。見えている。星のような宇宙ステーションが。

 

途端、雲があったのだろうか。追っていたその星から目を離した事によって、もう目を戻しても何処にも動く星はなかった。急に寒くなった。半分満足して、車が下りて行くスロープを歩いて下りた。

 

相変わらず、馴染んだ木星と土星が、くっきりと見える。暗い、寒い道を戻った。明日は1時間弱早く見られる。天気予報はばっちりだ。明日に期待を寄せた。地球に一番近くなった火星も見る事が出来る。素晴らしい条件だ。

 

台風14号が、それ以後に影響を及ぼすかも知れない。兎に角、明日見られたらそれで満足しようと思った。

 

暗い、寒い道を、震えながら戻って行った。

 

明日は、メンパンで、長袖で、皆と同じような姿で出掛けて行こう。家からでも見えるだろうが、広い空の空間を求めて、宇宙に思いを馳せて。

 

今年は気持ちの変化も見逃せない。今までに、ここまで宇宙に執心した事がなかったから。昼に見えていた草花は、よく見えない。ただ、銀狐の尻尾のような芒の穂が、キラキラと揺れているのは分かった。