2020年2月22日2時には、西宮の芸文センターへの通路の途中のイタリアン系の店にいた。このぞろ目には吃驚だが、3時から開演のワンコイン・コンサートを聴く前だった。

 

マルゲリータが食べたかった。フリードリンクで、コーラやオレンジジュースやエスプレッソやカフェオーレを飲みながら、マルゲリータを口にした。手で抓んで食べると美味しい。マルゲリータとマルガリータはちょっとした発音の違いがあるが、内容はかなり異なる。間違えないようにしないとなあと思った。

 

ワンコイン・コンサートがワイン・コンサートに読めて仕方がないが、何を聴いたかだけ記して、今日の日記としたい。

 

橋本桂子さんの筝の演奏で、宮田晴奈さんのヴァイオリンが加わった。和洋のコラボであるが、この2人は大阪音大の同級生だそうだ。筝は和装の艶やかさが目立った。ヴァイオリンはドレスだが、片方は狭いながら鮮やかな模様が縦に流れていた。

 

プログラムを載せると、その流れから筝だけでは殆どやらない曲もある。そこが魅力でもあったが、1時間で終わったのは如何にも短かった。しかし、ワンコインなら有り難い演奏ではある。

 

八橋検校:六段の調べ ♦

 

J.Sバッハ:フーガ ト短調「小フーガ」BWV578 ♦♥

 

宮城道雄:春の海 ♦♥

 

       瀬音 ♦♥

 

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集op.8-1 《四季より》「春」ホ短調 Ⅰ.アレグロ ♦♥

 

モンティ:チャールダーシュ ♦♥

 

三木稔:筝譚氏詩集第一集「冬」より

 

      Ⅳ.人形の子守唄 ♦

      Ⅴ.やがて春が ♦

 

宮城道雄:「手事」より

 

      Ⅲ.輪舌 ♦

 

感動よりも先ず、その余り聴かないコラボに驚かされていた。素晴らしかった事は間違いない。正にブラボーと言うに値していたと思う。

 

盛んに、CDのお願いをしていた。買う事はしなかったが、録音ならではの工夫をして収めてあると言ったのが印象に残った。大ホールが満員に近いのは、こ橋本桂子さんを知るファンが聴衆であっただろう事や、筝やワンコインへの興味があったからなどの事情が考えられる。

 

そんな事、分析したって何の効用もない。良かったと言う事以外に、心は何の判断もしなかった。午前中は雨で、しかも暑く感じていたのに、ちょっと1杯飲んで店から出ると、途端に寒さが感じられた。

 

楽器を演奏する人は数多いる中で、こうして集客して生業にする人は随分少ないだろうと思う。そう出来る要素がなければならず、音の洗練された美しさと何よりも感動させるものがなければならないだろうと、ちょっと思ってみる。