11月2日(土)は、午前中私と一緒に数人がオカリナの練習をして、昼からはJR三宮に行き、阪急電車に乗り換えた。西宮北口で降りたが、兵庫県立芸術文化センターで音楽に浸る為だった。
3階なので俯瞰したような場所だったが、音の迫力には問題なかった。初めて聴くソフィア・ゾリステンは歴史と伝統あるブルガリアを代表する弦楽合奏団だ。指揮者プラメン・デュロフを始め、楽団員13名はソフィア国立歌劇場管弦楽団のソリスト・クラスの精鋭揃いで、メンバーは簡単に変わらない。
全員男性で、チェロ2人は座って演奏するが、後のヴァイオリン8人、ヴィオラ2人、コントラバス1人は立ったまま演奏する。14人がメンバーである。日本各地20地域での演奏の旅だ。10月19日札幌文化芸術劇場を皮切りに、10番目の今日が、芸文センターだったのである。11月17日のザ・シンフォニーホールが20番目の最後となる。
このツアーにはヴァイオリンのリヤ・ペトロヴァが唯一の女性として、ソリストとして加わっている。17曲の内の前半終わり3曲、後半終わり3曲を熱演する。緋色のドレスが鮮やかだが、演奏は素晴らしい域を出ない。1990年ブルガリアのソフィアで音楽家の一家に生まれ、4歳からヴァイオリンを始め、6歳の時にはプラメン・デュロフ指揮のソフィア・ゾリステンとの共演を果たしている。今では完璧なテクニック、超絶技巧、ロマンティックな音色で聴衆の度肝を抜いたと記されている。全くその通りだと、私は思っている。
プログラムを載せて、今日のブログは閉じるが、感動は今も残っており、滅多にCDは買わない私が、これは買ってしまった。ただ、リヤ・ペトロヴァの演奏はないのが残念だ。
J.S.バッハ:G線上のアリア
ドヴォルザーク:ユーモレスク
シューベルト:楽興の時~第3番
パッヘルベル:カノン
ボッケリーニ:メヌエット
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
エルガー:愛のあいさつ(☆)
マスネ:タイスの瞑想曲(☆)
サラサーテ:カルメン幻想曲(☆)
休憩
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク~第1楽章
チャイコフスキー:弦楽セレナード~第2楽章「ワルツ」
ハイドン:セレナード
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
J.S.バッハ:幻想曲 BWV542
パガニーニ:ラ・カンパネラ(☆)
シューベルト:アヴェ・マリア(☆)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(☆)
※ (☆)リヤ・ペトロヴァ[ヴァイオリン]
アンコール曲
ピアソラ:オブリビオン(☆)
プリテン:イタリア風アリア
山田耕筰:赤とんぼ
ヤン・ヴァン・デル・ロースト:リクディム
ここで赤とんぼが鳴り出す。やっぱり、民族的に感動する。涙が沸き上がった。アンコール曲の大サービスだった。
カルメン幻想曲もツィゴイネルワイゼンも素晴らしかった。でも、CDには入っていない。リヤ・ペトロヴァがこれらの演奏に仲間入りをしていなかったからだろう。それでも私がCDを買ったのは、タイスの瞑想曲と赤とんぼが収録されていたからだ。タイスの瞑想曲は今私が挑戦し練習しているからだし、赤とんぼはアンコール曲で殊に感動したからである。
実際のホールでの演奏とCDとでは聴こえや立体感が違うのは当然だろうが、私はまだCDを聴いていない。今から、せめてその2曲を聴いて寝ようと思っている。