4時位には目はあいているが、起き上がったのは7時だ。ご飯に生卵と醤油を混ぜ紫蘇若布を振りかけ、お茶の葉ように巻いているスプーン1杯の若布に湯を注ぎスープで朝食にした。7時半からBSプレミアムの「なつぞら」を観て、8時過ぎまでその延長でTVを観た。

 

8時15分に家を出て、クリニックに降圧剤を貰いに歩いた。9月27日も昨日と同じで、暑さがぶり返していた。9時から診察開始だが、8時30分に入口が開く。今日は、2番目の受付だった。

 

この間の30分は備え付けの雑誌を見る。「今日の料理」はもう座っていた人が読んでいた。私は「暮しの手帳10-11月号」をラックから取って来て、見始めた。捲った途端、数ページに渡って俳句と短歌が載っている。

 

俳句は、夏目漱石や松尾芭蕉、その他の有名な俳人たちの句が並んでいる。その中によく知っている句が目に付いた。おばあちゃんも師事していた原石鼎の、子供の頃からよく名前を知っていた唯一の俳人の句が。

 

秋風や模様のちがふ皿二つ

 

私は職に就いて以後、小学校だったと思うが国語の教科書に載っていたのを見ている。島根県出雲の俳人だが、彼は医者を継ぐ事はなく家を離れた。正岡子規や高浜虚子のようには取り上げられていないが、知る人ぞ知る俳人であると思う。

 

模様の違う皿が2つ、卓袱台に乗っている。小学生はどう思って読んだのだろう。ここに秋風が肌寒い。模様が同じではない皿が、2人の関係を感じさせるような俳句ではないか。解釈は色々あるだろうが、温かいものは更々感じられない。

 

昔は季節がはっきりしていて、暑さ寒さも彼岸までと言っても略その通りだった。最近は、秋になっても秋風やとは簡単に使えない。温暖化はここまで季節を狂わせる。温暖でも、決して心が温かい訳ではないのが辛い所だ。