午前中、オカリナの練習に行った。
早くから来て練習している1人の女性のオカリナは、私がその部屋に行くまでに素敵に響いている。9時半から始まるので、私は10分ちょっと前に着いた。テーブルも並べ、その後その人は練習している。
私にお土産だと言って、焼酎をくれた。鹿児島が故郷だと言うその人は、鹿児島の南に実家がある。偶然にも彼女も5月に鹿児島に帰り、私は鹿児島に行った。
kangoxinaは16世紀にヨーロッパで描かれた地図に記載されている。黄金のジパングの入り口kangoxina「カンゴシナ」は、新進の気質に富んだ主要な都市「鹿児島」の事を意味する。
芋焼酎が造られ始めた頃、間接的にもろみを温めて蒸留する製法が採られていた。明治の焼酎はアルコール度数28度と言われており、kangoxinaもその度数で瓶詰めされている。佐多宗二商店では休売していたが、「西郷どん」の放映でkangoxinaの問い合わせが多く、それではと、この本格焼酎が作られたのだ。さつま芋の黄金千貫が使われ、米麹はタイ米だ。
平成30年2月から今年の12月までの今回限りの焼酎なのだ。
この製法は初期の作り方で、しかも普通の焼酎のように誰でも飲めるものではない。つまり、初垂れ(はなたれ)と言われるように、蒸留した最初に溜まったものが瓶詰めされている。杜氏とかその酒蔵の関係者しか飲む事の出来ない代物である。28度で500mlと言うのは、値段的にもかなり上級のものだ。
ウオーキングをしても家に戻ると汗でびっしょりだ。風呂に入るに限る。上がると5時を過ぎていた。kangoxinaの、まるでワインのコルクを引き抜く感じの詰め方だった。コルクを抜いて、切子に28度の初垂れを注いだ。あては冷凍の鯖を焼いたものと、玉ねぎを切ってレンジでチンし、ポン酢とマヨネーズをかけたものを用意した。
テレビを付けるとNHKで3人の女性のグループがバンド演奏をしていた。2018年に作られた「私の夜明け」。酔うに付け、この初めて聴いたロックバンドをチャンネルチェンジをしようとは思わなかった。20代位の若者がキャアキャア言いながら聴いている。別に美人でもない。私は70歳を越え、しかもついこないだ誕生日を迎えたばかりだった。
焼酎が、そのリズムの心地良さを受け入れていた。スリーピースのロックバンドを。ロックなど、殆ど関心を持った事がなかった私が。
「熱帯夜」。♪電話してもいいかな・・。歌詞に酔う私ではないが、メロディーは悪い気はしない。宮崎朝子は23歳、ボーカル・ギターだ。松岡彩は22歳、ベース。吉川美冴貴は23歳リーダーでドラムス担当である。
リクエストは1位の「恋する」で、宮崎朝子の作詞作曲である。♪ついこないだまで私なんとも思わなかった・・。
歌詞を気にしなければ、メロディーは魂を高揚させるのに問題はない。グループの年齢など知らなかったら、そのまま受け入れられる範囲なのだ。芋焼酎cangoxinaは思考を停止させる魔力を持つ。
1瓶飲めそうな気がした。しかし、それは何ぼ何でもひっくり返って、病院に運ばれるだろう。瓶に残る量を見乍ら、適当な所で飲むのを止めた。マイルドな、これが芋なのかと訝る位だった。旨い。それは正しく本当だった。
ああ、飲むと頭がこんがらかる。水戸黄門の昨日観た台詞が蘇る。飛び猿と風車の弥七とのやり取りが。
風車の弥七 「飛び猿、風流な所があるんだな」
飛び猿 「俺にだって、山が綺麗に見える時もありますよ」
関係ないのに、何でこんな台詞が?
美肌にいいのはちりめんじゃこ。
上司は「ほうれん草」を部下や新人に説く。報告、連絡、相談。誰でもが知っている言葉だ。だが、上司の心構えは「おひたし」が大切だと言う。つまり、「お・怒らない。ひ・否定しない。た・助ける(困り事あれば)。し・指示する」。
支離滅裂な項目が、ばらばらに浮かんで来る。何故か? 芋焼酎のcangoxinaの介入に他ならない。思考停止だ。
もう少し言ってみろだって?
ああ、頭が働かない。出雲大社の近くの温泉宿に泊まってみたい。高価だが、新しいホテルだ。それは「月夜のうさぎ」。こんな素敵なホテルがあったのだ。
バラバラな、単発的な事項が並ぶ。
吹田市にある天ぷらを食べてみたい。所詮年金生活者の私には遠い世界だが、数年連続のミシュラン、「つちや」。夜のコースは10、800円からである。貯金、貯金! 年金暮らしとは、ため息の生活である。
SHISHAMO? 私も楽団を作ってみようかな。勿論出来っこないしその積もりもないが、バンド名はすぐに浮かんだ。「NAMA SHIRASU」。
16年前に作ったCDが、10枚位残っていた。今日、「もしよかったら」と言ったら殆ど買って貰えた。16年前も今も、演奏はそんなに違ってはいない。昔の方が、情感はある。つまり16年間、殆ど進歩がないと言う事か。