書かないでいたら、書く事を忘れていた。忘れていたら思い出して、書きたいと思った。書かなければならない事は何もない。でも、書きたい。書かないと空虚だと感じた。全く忘れてしまう所だったが、書こうとする気持ちが蘇った。
さっき観たMBCテレビのプレバトがきっかけになった。夏井いつきさんが彗星のように現れてから、不可抗力以外の時はずっと観続けて来た。こんな才能を蓄えた俳人がいたのだと思ってからである。著書も買ったが、まだ読み切ってはいない。それでも、夏井いつきさんの名は、私の連合野にこびり付いた。
2017年12月7日の夜7時からの俳句の様子を書いてみたい。ちょっと添削すると、こんなにも変わるものか。いつもながら文字のマジックのようだった。お題は忘れた。
改札抜け凩や星温もりも
改札を抜ければ荒星の生家 添削後
急ぎ足橋を渡れば母のおでん
橋渡れば母のおでんが待つ灯り 添削後
極月のToDoリストあと4つ 添削なし
750CC(ナナハン)のタンクにしがみつく寒空 千原ジュニア(特待生昇格)
梅沢富美男(七段)
手袋の中の指輪よ再開よ 現状維持(表現が雑)
添削後3種
手袋の下の指輪よ再会よ
手袋を外せば指輪再会す
手袋に隠す指輪や再会す
説明を嫌う夏井いつき先生の添削と毒舌、いや当意即妙の返しは小気味いい。
私が書いたブログではなく、今日のプレバトを写しただけのものになったが、それでも長い間の沈黙を破ったかのように書いた文章のようだ。
俳句はそんなに作った事もないが、この番組はとても面白い。いずれ飽きるかも知れないが、今は夏井いつきさんの魅力に気圧されている。
もう何十年か前に作った俳句がある。恐れもなく投稿したが、私の俳句を通り上げて下さった選者がいた。まさかと驚き、それでもその選者と共に、自分の作った句を思い出す。恥ずかしながら、その句を書いてみたい。大したものでもないし、このプレバトをその頃知っていたら、また夏井いつき先生に添削して頂いたらどんなものになっていただろうかと思う。
一遍の裸足の賦算に蝶が舞う
どんな添削が待っていた事だろう。五七五のたった十七文字なので、覚えていたのだ。
最近プレバトは次のお題を知らせるようになったようだ。次回のお題は「雪の露天風呂」。考えて作ってみようと言う気持ちより、そんな露天風呂なら兎に角入ってみたいのが先決だ。
人は何かに打ち込む時、「やる気、根気、無邪気」が大事かなと思った。無邪気は愛嬌だけれど。