牧村邦彦を知っていた訳ではない。国内で最もオペラ指揮回数の多い指揮者である。今日、芸術文化センター大ホールで行われる、宝塚市交響楽団の客員指揮者だった。
1週間前オーケストラ千里山のチケットを送ってくれたオーボエ奏者も演奏する楽団である。このチケットも彼女に送って貰っていたのだ。以前、オカリナアンサンブルにも所属していたし、臨床心理士が本職で、そんな関係からよく知っている。
今回はドイツがテーマとなっていて、演奏曲は、
ヘンゼルとグレーテル序曲 エンゲルベルト・フンパーディンク
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら 作品28 リヒャルト・ゲオルク・シュトラウス
交響曲大2番 ニ長調 作品73 ヨハネス・ブラームス
1階の後ろ辺りの場所だったが、左でも右でもなく、略真ん中の場所だった。これこそ双眼鏡を持って行くべきだった。朧げには分かったが、彼女をはっきりとは確認出来なかった。オーボエだが、何人かの顔がよく似て見えたからでもある。
この楽団は、いつも聴く楽団の楽器とは配置や数が違っていた。普通右側に見える第2ヴァイオリンの場所に、8つのチェロが並んでいた。左側の第1ヴァイオリンとの対比が凄く、まるでお母さんと赤ちゃんだった。その更に右には、コントラバスが6つ集まっていた。
全体では70人位の編成で、特にトロンボーンが活躍していた。プロなのかアマチュアなのかは分からないが、迫力ある演奏だった。強弱が面白く、迫力十分だった。指揮者の動きが、普通ではなく、指揮台上を横に歩いたり、タクトを振る動きも余り目にするものではなかった。激しく、体力がなければ無理な指揮だった。
またまた満足の演奏で、終わった後、思い切り拍手をした。何と掌に打撲したような痛みを感じた。1週間前の演奏で拍手を長い間続けていたので、それでだろうと思った。しかし、掌打撲なんて、私には初めてのものだった。自分の手で、自分の手を打ち合わせて出来るのを打撲と言っていいのだろうか。
アンコール曲があったが、これもメリハリの効いた曲だった。ホールの出口にも掲示してなくて、何の曲かは分からなかった。テーマがそうだから、ドイツの曲だとは想像が付く。
帰りはちょこっと居酒屋に入り、ビールを飲み焼き鳥を食べた。それ以上食べたいとも思わず、三宮に戻り、高速バスに乗った。今朝TVで観た「題名のない音楽会」で先週に引き続き、「芸術界の東大! 東京芸大の㊙校内探訪」を放映していた。
演奏がない訳ではなく寧ろそれが主で、歌もヴァイオリンもサックスもあった。だが、食堂も見せてくれた。そこで人気のあったのがバター丼だった。それは極めて安く出来、簡単で、それを作ってみたいと思ったのが、家路への足を早めさせたのだった。
バター丼と名付けられてはいるが、ここはマーガリンがいいと言うのだ。材料を買い、作った。丼だからご飯に乗せて食べるのが至極当然だが、今回はご飯なしに、それをビールのあてにしてみたのだ。
ここまで書いたからには、参考までにレシピを載せてみたい。TVでレシピを披露された訳ではないが、PCで調べてみたものだ。映像だけでも作れる程簡単なものでもある。
材料(1人前):
マーガリン大さじ2杯、木綿豆腐1丁(200g)、モヤシ1袋、醤油大さじ1杯強。これでいい筈だが、私は旨味調味料を少々入れ、出来上がったら七味を振り掛けた。
作り方:
1.火は点けないで、フライパンにマーガリンを入れる。角切りにした豆腐を、水切りはしないで入れる。モヤシを入れる。醤油をかける。(旨味調味料を入れる)。
2.火を点け、豆腐が軽くきつね色になるまで蓋をして置く。目安は3分位だ。火を止め、軽く混ぜ、水分を半分捨てる。
3.(七味を振り掛ける)。
これらを丼のご飯に乗せる。(私はビールのあてにしたので、まだご飯に乗せてはいない)。
温かい内がいい。マーガリンの香りが美味さに期待感をもたせる。量は、私に1人前は多かった。若き芸大生が食べるには最適な量だろう。ああ、美味かった!