日本語を文章化するのに、大抵敬体と常体かのどちらかで書く。小説は大体常体が常だし、会報などは人によって敬体と常体に分かれる。自分の書き易い形を選べば済む事だが、読み手にどちらが効果的な書き方かを判断して書く決断も要る。何事も、最初が肝心だ。

私はやっぱり常体が好みだ。敬体の魅力もあるが、それで最後までと言う訳には行かない。美しい敬体で書く人を羨む時は、極一部に敬体を挿入したりする。

このタイトルは、私の感動をより鮮明に表すために、敬体にした。ブログや文章では慣れないので、殆ど常体である。

1行で済む事の前置きで、7行も費やしてしまった。敬愛する三島先生なら、何て仰るだろう。

出雲に住まう妹が電話して来たり、私が掛けたりすると、何でか2時間は掛かってしまう。最初に、5分で終わると宣言していても、妹の口は塞がない。屈託もなく締まりもない話題があちこち揺れ動き、とうとう2時間も言葉が彷徨う。

それはここでは全く関係ないが、ドコモの支払いをしに、ローソンまで行った。約1.2キロの距離を。車で。

毎月3,000円は越さない。これがガラケイの素晴らしい所だ。私は多分、いや絶対スマホにはしない。頑固なのもあるが、通話とメールが出来たらいい。しかもこの契約は、相手が黒電話であろうが昼であろうがドコモ以外の会社であろうが、ただだ。そりゃあ、海外は駄目。

土手鍋の2度目の具を取りに台所へ行った。牡蠣が入っていた。書きたい事はその事ではない。何だと思います? この書き方が敬体ですよね。

その、ローソンに行った時、支払いを済ませてぐるっと回った。パンが無性に食べたくて、もう昼ご飯は食べていたのに帰ってから食べようと思って買ったパン。それは「スパイスが効いたカレーパン(税込み150円)」新発売だった。体にいいナッツ類を買おうとしたが、思ったより高かったので止めた。目的はドコモの支払いだったから。

また、ぐるっと回った。カップに入った掻き揚げうどんが目に入った。各県の特色あるラーメンも魅力的で離れ難い。それも、止めた。自分でも本当に意志が強くなったと思った。そりゃあそうだろう、もう化石に近い歳だもの。

今度は、自らの意志で酒や焼酎やワインやウイスキーの並んでいる棚の方に向かった。大きなスペースだとお思いだろうが、両手を広げた位の範囲だから、何があるかすぐに分かった。

焼酎は25度。お酒は大体15~16度だ。ビールに至っては4度位なものだ。しかし私は、度数が低い程酔うように思う。焼酎は寝る前に小さなグラスでグビーッと胃に流し込み、後は水をグワーッと飲んで寝床に就く。

今日は1時から予約していた床屋さんに行ったが、そこは夫婦でやっている。私は話下手だし、黙っている方が似合っている。だが、ここの椅子に座ると向こうから話して来る。すると、私の化石のような口がこじ開けられてしまうのだ。また、私の中のエンターテナーの気持ちが頭を擡げ、ついつい喋ってしまう。

女将さんに、自分の手が凍る程冷たいと言うと、自分もだと言った。握り合えばいいのだが、そこまでしなくても、冷たさが感じられたらいいだろう。私の方が絶対冷たいので、勝負まで持ちかけたが、そんな冗談が言えるとってもいい女将さんだ。

寝る時布団に入ると冷たくてぞっとする話も共通していた。旦那さんが理髪師の資格を持っているが、女将さんは顔にクリームを塗ったり、洗髪したりする。だから、2人の連携が上手く行っている。すると主人に代わり、話まで炬燵やアンカの話にまで発展する。お客の話に相槌を打つ時は、「はいはいはいはいはい」と言う。可笑しいが笑えない。だって、「はいは一度でいい」と教育を受けて来たから。

焼酎の話から、こんな必要のない話までしてしまった私のブログなど、読む人が気の毒だ。時間の無駄と言うものだろう。申し訳ないと、ここでお詫びをして置こう。それでも読んで下さる方々とは、いったいどんなお方なのだろう。もしかして、アン王女だろうか。昨日、久々にTVで「ローマの休日」を観たのです。また敬体が・・。

さて本題に入ろう。私の頭でっかちにはほとほと愛想が尽く。2頭身じゃなかろうか。

ローソンの話。私は焼酎は芋か麦か黒糖の味しか知らない。胡麻と米も飲んだ事があるか・・。だが、日本酒は凄まじい程の種類と味がある事に、今頃になって気付く。それに、焼酎はあんまり酔わないが、日本酒は心地よく酔う。早く酔いが回るのである。飲み過ぎると大変な事になるのはしょっちゅうあったが、今は制御が利く。美味いのは分かっているので、それで日本酒が飲みたくなった。

新潟と秋田の720mlの酒が目から離れない。1,000円程だ。高いと言えば高いだろうが、極たまにはいいじゃないか。私が手に握り飯、いや握り締めたのはどちらだろう。当選した人は、好きなものを飲んで下さい。こんな時は丁寧な言葉になるのは何でだろ?

答えは、秋田です。ご免ね。もう敬体でも状態でもどちらでも、統一性がなくても許してね。このお酒、もう大分無くなってしまっていますので。

秋田県大館市有浦2丁目2-3 株式会社 北鹿。買ったお酒は「大吟醸 北秋田」。北が付くと演歌のタイトルにもなりそうだ。♪雪を踏み越え お前を探しに来たぜ ああ北秋田・・・。

精米歩合は50パーセント。1時間前から飲んでいるが、最初に口に含んだ時、美味い! と思った。この酒にした決め手はマリーさん達が秋田の人である事は元より、この筆で書かれた文字が私好みの女、いや文字だったからだ。濃ゆいベトッとした墨を使い、筆はきっと長峰だろう。それが私は好き。よく表現された文字に、惹かれたのだ。誰が書いたのだろう。有名人かそうでないかは分からない。

私は字は下手だが、書は前衛になると俄然好きに書けるのだ。自由だし、とことん長い穂先にべったりした墨を付けて書くと、墨の匂いと共に、まるでお香を嗅いだような気持ちになる。いい墨なら、さしずめ麝香か。

土手鍋と比例して「北秋田」も減って行く。美味い酒だ。だが、もっと美味い酒を知っている。それは「能代」だ。きっと岐阜の「女城主」もこれらの酒なら飲んでもいいと言うだろう。「よきに計らえ」と。ヤギも鳴くだろうな。うメ~。

「北秋田」の話で、こんなに長くなりました。私は節操がないのでしょうか。とっても美味いのです。もうすぐ「スパイスが効いたカレーパン」を食べます。楽しくて仕方がありません。

兎に角、美味いんです、好きなんです、このお酒。