私は、須磨のこの寿司屋さんがすしだ。 こんな事言ってるのは、もう馬鹿丸出し。歳丸見え。♪馬鹿だな、馬鹿だな、騙されちゃーって。別に騙した訳ではない。唯々、滑っちゃって。
久し振りに行った。鮨は、女の人が握る。だが、今回は定食を食べた。旨い、本当に旨い。この人の妹さんは佐川満男と仲良しの、列記とした歌手だ。高校生の頃から歌っている。誕生日のコンサートには、何度も行っている。分野はオールディーズだと本人は言っているが、ジャズを歌わせたら最高だ。
久し振りに懐かしかったが、行ったのには訳があった。いずれ分かる事である。
帰りに、初めての須磨寺に行った。若干17歳程の平敦盛の首を熊谷直実が打ち取る話で有名なお寺だ。小雨の降る中、階段を降り、三重塔や本堂や、首塚を見た。一番見たかったのは敦盛が吹いていた青葉の笛。「ああ、この笛を吹いていたのだ」と思ったら、その場を離れ難くなった。弘法大師が唐に留学していて持ち帰り、時の天皇に献上した笛である。
その後、暫く色んな所を訪ね、切りを見て、家に帰った。もうウイスキーの水割りを3杯飲んだ。車で止まった時に見た、ゴールボールの続きを、飲みながら観戦した。涙が流れた。アルジェリアに7対1で勝ったからではない。目にガムテープを貼り、その上から何も見えない密着したゴーグルを掛ける。
全く何も見えない。弱視ではなく、本当に暗黒の世界の選手もいる。3人と3人で、ハーフ12分で戦われる。横に寝るようにして、音を頼りにボールを止める。耳を頼りに、鈴の鳴るボールに体を張るのである。目が見えていたら、ここまでしなくてもいいゲームだ。
そんな彼女達が一生懸命に連携して、ボールを阻止する。勿論、相手の選手だって同じ事だ。頑張っているから、尚更感じて、涙が出てしまう。その姿に、私は打ちのめされた。
パラリンピックは、凄いと思う。
ああ、もう相撲が始まった。これも、私の楽しみにしている戦いだ。
稀勢の里、頑張ってみろ。優勝してみろ。太々しさから、最近急にモナリザのような微笑を浮かべる。きっと周りから言われたのだろう、「笑顔を作ってみろ」と。その微笑が初日には見られず、隠岐の海に敗れた。隠岐の海は逆に2日目鶴竜に勝ち、2連勝をしている。今日3日目は日馬富士と当たる。これに勝てば、もう力量も万全だ。隠岐の海は島根県出身の力士で、私は同郷の士として応援している。
いやいや、稀勢の里。彼の話だった。今日は栃ノ心との戦いが組まれている。弱点は見せずに、簡単に勝てば、これからもある。今日負けたら、多分絶望的だろうから、横綱の願いを、我々の為に実現して欲しい。モンゴルだけの3横綱には、幾らなんでも国技が泣くし、私も哀しい。白鵬が休場なのをチャンスと捉えて、頑張って貰いたい。14勝1敗で優勝して欲しいのだが・・。それが出来ない力量と体ではない筈だ。
モナリザの微笑みを、是非続けて欲しい。そこに完勝の兆しを、私は感じるからだ。
ちょっと酔ったかな。須磨寺が、いつしか注連縄の国技館神社へと変わって行った。