コンサートの予定を見ていたらフルートのコンサートがあった。フルートの優しい音色を想像しただけで、カレンダーに予定として入った。
「明石子午線ウインドオーケストラに所属するフルート奏者です。クラシックやポピュラーなど色々なジャンルの曲をお楽しみ下さい♪」とあった。大体「NESSO”WITH”Concert」の演奏は、大きく当たり外れがある。それもそうだろう、只だし、プロアマを問わず、どんなチームでもエントリー出来るからだ。
態々ホワイティ梅田に出掛けて聴くので、交通費だけでちょっとした演奏が聴けるのだ。只だからと言って馬鹿にはならないが、情けなくなった演奏もある。
だが、これは変な言い方で恐縮だが、当たりだと信じた。2時から1時間の演奏だが、始まる25分前に70脚程並べられたパイプ椅子に座った。もう7割近くの人が座っていた。3分早く始まったが、もう満員になっていた。常連のおじさんやおばさんが前列辺りを陣取る。毎日のようにやっているので、きっと毎日聴きに来ているのだろう。定かではないにしてもそう思われた。
「子午線フルートトリオ」と名付けられたメンバーは戎知子、寺本貞美、加賀景子の3人だった。リハーサルを長めにやっていたので、出演者の顔は分かっていた。それに、きっと楽しい演奏になるだろう、と言う事が分かった。
誰が誰かが分からない。いつかのコンサートでは、とうとう名前を紹介しなかったグループがあった。これは失礼だと思う。子供が突然、知らないアケビを食べさせられるようなものだ。だが、途中で、司会者が名前を紹介した。
加賀景子さんは最初の2曲をトリオで吹くと、後は全てピアノに撤した。
フルートアンサンブル
フルート・ドルチェ 伊藤康英作曲
小さな世界 シャーマン兄弟作曲
フルート2重奏
花束を君に 宇多田ヒカル作曲
黄昏のワルツ 加古隆作曲
4羽の白鳥の踊り~白鳥の湖~ チャイコフスキー作曲
愛の讃歌 アルグリード・モノー作曲
リベルタンゴ ピアソラ作曲
ピアノソロ
Summer 久石譲作曲
フルート2重奏
アマポーラ ホセ・ラカジェ作曲
カーペンターズ・セレクション カーペンターズ作曲
キャラバンの到着 ミシェル・ルグラン作曲
オリエンタル・ウィンド 久石譲作曲
カーペンターズのセレクションは、司会者が3曲口にした。正確かどうか分からないが、確か「青春の輝き」「イエスタデイワンスモア」「トップオブザワールド」の3曲だったと思う。アンコールは、何処かで聞いたし、私の楽譜集の中にあったような気がするが、これは確認が出来た時にまた載せようと思う。
早速「花束を君に」が入っている所などオーケストラの1員の流石さを感じさせられた。2重奏と言うのが魅力で、この重なりが素晴らしく、気持ち良く安心して聴けた。
帰ってから調べて見たが、この「子午線ウインドオーケストラ」は団員を募集している。フルートは現在5人所属しているようで、その中の3人がこうして演奏して回っているようだ。ここはプロが演奏しても出演料は入らず、入場は無料だ。だが、普段は2,000円とか3,000円を取っているので、楽しく聴ける実力があったのだ。
このオーケストラは最近リピーターが増え、また定期コンサートでは満員になるそうだ。最初は団員も少なく、聴衆も少なかったと言う。因みに、今日の戎知子さんはこのオーケストラの団長だそうである。
帰りには久し振りに32番街の28階のKYKでトンカツを食べながらビールと焼酎を飲んだ。家で晩酌は殆どした事のない私だったが、よく晩酌もするようになった。家以外で飲む事も入れると、6月15日の東京に行った日から今日まで、毎日飲んでいる。こんな事なかったのだが、今日で18日連続で飲んでいる事になる。週に1度は休肝日を取ると言う、かつての私には関係のない話が、今ここにのしかかって来る。
孫にはコンサート会場の近くの駄菓子屋さんで小さなお菓子が沢山入った1,000円の詰め合わせを買った。思い切りが必要だったが、家に来る度に2人に1袋ずつ、色々なお菓子をやれる楽しみが出来たようだった。他にもお菓子のお弁当やお菓子の握り寿司。私用には、昔よく食べた都こんぶ(酢こんぶ)を買った。
もう自分たちの家に帰っている時間だったが、まだ我が家にいた。下の孫はちょっと目を開けたがまた眠った。上の孫は、でんと置いた袋から目を離さなかった。段々手が伸びて来て、中のものを出そうとした。全部見せて、これからのおやつの上げ方の方針を説明した。にやにやしている。
じゃんけんで勝った者から好きなのを1つ取り、分けられるものは仲良く分け合って食べる。そんな事を上の孫には伝えた。下の孫は、はっきり目が覚めていたら騒ぎ出しただろうが、今日の所は迎えの車に乗って、2人共帰って行った。楽しみを知った孫と知らない孫の2人が・・。