近くの今年度から小学1年生に入学する女の子を連れて、嫁は再び岐阜の恵那へと向かった。朝8時半だった。
福岡久留米の、これから小学校4年生になる孫と年長の孫を迎えに行く為だった。どちらも男の子だ。本来なら私もこんな時は一緒に行くのだが、夜7時開演のアンサンブルコンサートをシマさん夫婦と聴きに行く事になっていて、今日中に帰って来るとしても、往復570kmの距離を3時頃までに帰って来るのは不可能だった。
数日前に材料を買って置いたのだが、独特のカレーを作って、帰って来たら孫達に食べさせる計画をしていた。
9時30分頃から準備を始めた。このカレーは横浜の妹がサンコンさんのをアレンジしたもので、ちょっとそこらでは食べられない。全く水を入れないで、1時間半位火にかけて何もしないのが特徴だろう。色んな人にレシピを渡したら、未だによく作ると言う男の人もいる。
11時15分過ぎに出来上がった。
このブログを見て、作ってみたいと言う人もいる筈だ。なので、ここにレシピをもう1度載せて置こうと思う。簡単と言えば超簡単だ。
前以て言って置くと、このレシピを載せるのが今日のブログのメインではない。
【レシピ】
材料
トマト 大6個
玉ねぎ 大3個
ニンニク 小1個
サラダオイル 少々
鶏もも肉 2~3枚
カレーフレーク 横浜舶来亭(私はコープで見付けた)
基本的な事 「トマト多目、水は1滴も使わない、もも肉は柔らかくぼろぼろ崩れる位がいい」
1.フライパンにサラダオイルを敷き、ニンニクのスライスと塩コショーしたもも肉を皮側から両面、こんがり焼く。
2.大きな鍋に玉ねぎの輪切り(5mmくらい)を半分敷き詰め、その上にトマトの輪切り(5mmくらい)を半分重 ね、その上に1.を、ニンニクも肉汁も全て入れる。
3.その上から玉ねぎを敷き詰め、最後にトマトを載せて蓋をする。
4.一番の弱火で1時間半位じっくり煮る。
5.蓋を開けて、水分がひたひたになって材料も柔らかくなったら、1度火を止める。そこにカレーフレーク1袋を入れて混ぜ、溶けたら再度火を点けて、1~2分弱火で混ぜて出来上がり。
3時半過ぎに家を出て、高速バスに乗った。いつになく渋滞で、三宮には普段より15分位遅れて着いた。すぐにJRの快速に乗り、住吉駅に着いた。チケットは窓口で貰って下さいと蘭奈さんからメールが来ていたので、5時にシマさん達と会うには25分も時間があるので、うはらホールに繋がっている連絡道を歩いて行った。
4階に繋がっている。ホールは5、6階である。エレベーターに乗ったが5と6のストップランプが点かない。8回まで行ってしまった。階段を降りたが、5階や6階にはシャッタードアが開かない。4回まで下りて重いドアを開けた。開いてほっとした。
どうしたら5、6階に行けるか職員に聞いたが、関係者に5時15分に鍵を渡すと言う事だった。それで5、6階では現在エレベーターが止まらない事に納得した。
再び駅に戻り暫く待っていると、丁度の時間に2人は現れた。夕食を食べる為に5時に待ち合わせをしていたのだ。外に出るとやっと見付けたのが、チェーン店の「万」だった。店が開いたばかりなのに、もう最初の客がいた。
隅のいい席に案内され、シマさんと私は生ビール。奥さんの烏龍茶。マルゲリータも。また、あてとして注文したものを皆でつついた。
豚のもつ煮、卵の出汁巻き、ジャガバタ、モヤシなどを食べた。彼は黒糖焼酎を、私は芋焼酎を更に飲んだ。もうこれで帰ってもいいかと思うほどほんのりして来た。6時30分になったので、店を出た。
前の方の場所がいいと思っていたが、中は半分くらいの入りだった。チケットは3枚用意され、シルバーは2,000円で、前売券は以前にお願いしていたから1,500円だった。これが嬉しい。
さて、長くなり過ぎたので、メインの演奏の事はつれない程簡単に済ませたいと思う。
ベンジャミン・ツィアフォーゲルはヴァイオリンで、スロヴェニア共和国スロヴェニア放送交響楽団のコンサートマスターだ。
最初の曲モーツアルトの「フルート四重奏曲大番ニ長調K285」は、4人の演奏者が座った。左からフルート・田端裕美、ヴァイオリン・ベンジャミン、チェロ・崎元蘭奈、ヴィオラ・井上望美。
中心は黒色で後は肌色のような色のドレス。田端裕美のそれは肌の色とそんなに変わらなかった。ベンジャミンは上下黒。崎元蘭奈は薄いグリーンに近い青色だった。セクシーに透けていた。井上望美は綺麗な緑色のドレス。もう、私達の側に迫って来そうだった。当たり前だが、私達は1番前の席に座ったのだった。
もう、何もかもが手の届く所にあり、私と4人は家庭にあるかのように音楽を聴きながら触れ合っているようだった。今までにない特別の感覚だった。
次はベンジャミンとピアノの河合由夏が出て来て、サラサーテの「ツィゴイネルワイゼンop.20」を演奏した。やっぱり凄い超絶技巧である。だが、ヴァイオリニストに依って、表現が違うのがこの曲の面白さでもある。ピアノの衣裳は薄いピンクで、マリオと共に出て来るピーチ姫のように膨らんでいた。
最後はシューマンの「ピアノ五重奏曲変ホ長調op.44」。フルートとヴァイオリンの江口純子が代わった形になった。うとうとしたりもしたが、それほど気持ち良く聴けたと言う事だ。満席になったらと思った程、楽しませて貰った。
アンコールは、最初から2曲準備されていた。最初は凄くアレンジされた「鳥の歌」だったと思う。2曲目はフルートが器わわり、「花は咲く」を演奏した。いい選曲だったと思った。
「アンサンブルコンサート 室内楽の愉しみ スロヴェニア放送交響楽団コンサートマスター ベンジャミン・ツィアフォーゲル氏を迎えて」は、8時35分に終わった。
ヴァイオリンやヴィオラやチェロを弾く腕が殊に美しく感じられた。これが人間の紡ぎ出す音楽。私と語り合っているかのような人間の繋がりを感じさせる音楽。それはセクシーな腕から感じられたばかりではなく、余りにも近くで聴けた賜物であったような気がする。
被り付きと言われる場所の素晴らしさが、また1つ分かったように思った。1番前で演奏を聴いている今迄見た人達のメリットを感じる事が出来た。今回は自由席だったから、楽しさも一入だった。真面目に聴くのも勿論基本で大切な事だが、ほろ酔いで眠気も感じながら聴くのも素敵な事だと思った。いつもそうであっては困るけれど。
飲んでも眠らないだろうと信じていたのだが、演奏は、それぞれの楽器の音がしっかりとクリアーに聞こえたのは感動に値した。それぞれの演奏は言う迄もなく素晴らしかった。流石っ!