最後はメインディッシュのボレロだった。

凄い交響楽団は色々あり、この楽団がそれらを技術的に遥かに凌ぐとは私には思えない。だが、瀬山智博指揮の最後のボレロに、私は不覚にも涙が零れる所だった。

素直に感動して、最後に私なりの絶大な拍手を送った。余りにも一生懸命な指揮。各管楽器のソロ。ホルンのタンギング・・。

それらをずっと引っ張っていた小太鼓のpppからfffまでの同じリズムの繰り返し。タンタカタタンタカタタンタン タンタカタタンタカタタカタタカタ・・・。最後のクライマックスは、タタタタタンで終わる。自分の感動は本物だと思った。

指揮者が最後にドラマーを紹介すると、その拍手は一段と大きくなり、鳴り止まなかった。ザ・シンフォニーホールは略満席だ。

私の席は最上階の横の下手の奥。もう後ろのない移動椅子の座席だった。音は煙のようにくぐもって立ち上る。1階正面席から聴けたら、もっと感動は増しただろうが、この席で何故感動したのだろう。大阪交響楽団の団員の真摯さからだった。創立35周年となるけれど、初々しいものを感じたのだ。

全力でぶつかっている事が、その最大の理由だったと思う。

「おいしいクラシック2015」

その構成が面白い。


第1部


♪食前酒

歌劇「カルメン」前奏曲(ビゼー)


♪オードブル

組曲「水上の音楽」より”アラ・ホーンパイプ”(ヘンデル)

バレエ音楽「白鳥の湖」より”情景”(チャイコフスキー)

交響詩「モルダウ」(スメタナ)


♪メインディッシュ

アヴェ・マリア(シューベルト) 周防彩子(ソプラノ)

歌劇{魔笛}より”夜の女王のアリア”(モーツァルト) 周防彩子(ソプラノ)

交響曲第7番より第4楽章(ベートーヴェン)


第2部


♪メインディッシュ

スペイン ピアノ・ソロ松永貴志

オープン・マインド ピアノ・ソロ松永貴志

ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュウィン) 松永貴志(ピアノ)


♪お口直しのシャーベット

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲(マスカーニ)


♪メインディッシュ

ボレロ(ラヴェル)


アンコールは、ラデッキー行進曲


聴きに行く途中では、反対党派の大声の阻止演説。明日は大阪都構想の賛成・反対を問う投票が控えている。

私は、明日はオカリナの演奏と話しを一度にしなければならない。公演と講演を同時にするなんて初めての事だ。人がやっているのを見た事もない。オカリナは兎も角、演題は「出会いと仲間づくり」となっている。

明日の事は明日しか解決しない。もうこんな時間。兎に角、寝るに越した事はない。


2015.5.16