午後は2時半に家を出て、高速バスに乗った。うとうとしていると、三宮にはすぐに着く。
3時23分、三宮発の新快速に乗る。やっと席に座れた。またうとうとしていると大阪に着いたが、新快速は芦屋駅まで7分、尼崎まで10分、大阪まで7分、と言う事が分かった。大体25分で大阪駅には到着する。
3時50分だ。慌てて、大阪府警察コミュニティープラザに向かう。途中、ウオータークローゼットに行き、それから会場に入った。2分前だった。
稲葉順子(INABA YORIKO)さんは、プロのクラシックギタリストでありながら、ここの会場では、今日で66回目を数える。3ヶ月に1回しか演奏出来ない仕組みになっているので、年最高4回出演したとしても、16年は続けている事になる。何がそうさせるのかは分からないが、そうする特別な思いがあるのだろう。
我々にしてみれば、プロの演奏が1時間も聴けるので、こんなに有難い事はない。
4時から5時までの演奏がスタートした。真っ赤なスリーブレスのドレスだった。赤は情熱的に見える。この雨の中だ。満員ではなかったが、そんな事は意に介せずとばかりに、とても温かなMCが流れる。
ホワイティーうめだにあるこのコミュニテイープラザは、外の通りの喧騒が諸に聞こえて来る。これを遮る手立てはない。すぐ外の煩い話し声の中で、耳を欹てて聴かねばならないのが残念ではあるが、内容は素敵な曲の集まりであった。
プログラム
1.主よ、人の望みの喜びよ J.S.バッハ
2.パバーヌ L.ミラン
3.無伴奏チェロ組曲第1番より プレリュード J.S.バッハ
4.リュート組曲第3番より プレリュード J.S.バッハ
5.モーツァルトの‘魔笛’の主題による変奏曲 Op.9 F.ソル
6.舟歌 N.コスト
***
7.ラグリマ(涙) F.タレガ
アデリータ
カプリチョ・アラベ
8.ドビュッシー賛歌 M.deファリア
9.アストゥーリアス I.アルベニス
10.アルハンブラ宮殿の思い出 F.タレガ
アンコールはお決まりの「禁じられた遊び」だった。
終わると、稲葉さんは何人かの人と話した。最後になって、
「3ヶ月前に聴かせて貰った者ですが」
「ああ、オカリナの?」
「ちょっとだけお茶でも飲みながらお話出来る時間がありますか」
「ああ、今からまた次の演奏があるので、済んだらメールします」
「では、失礼ですが、持参した楽譜をお渡ししておきます」
そう言うとその場を離れ、大阪駅に急いだ。別に急ぐ必要はないけれど、ゆっくりする必要もなかった。
5時30分の新快速に乗り、何とか座ったまま、三宮に着いた。広場では、長田高校のブラスバンドや舞子高校の歌や、仙台気仙沼からの高校生のブラスバンドなどの演奏が予定されていた。震災の為の演奏だった。それは聴かずに、バス停に並んだ。
そこから「そごう」が見える。2階にはクリスマスツリーが飾られ、それは赤と青の透明な光だった。見つめていると何だか切なくなる。街路のクリスマスツリーは、若いカップルのものだと思った。それから25分待って、バスは出発した。
稲葉順子さんには私の意図が十分には伝えられていない。それどころか、殆ど伝わっていないと思われる。
遅くに、メールが入った。
「本日は、大雨の中、遠方よりいらして下さりありがとうございました。とても嬉しかったです。楽譜ありがとうございます。練習しておきます。演奏、ご一緒させて頂くこと、とても楽しみです! ありがとうございます」
私は、正直、とても嬉しかった。これが、素人の私に宛てた、プロからのメールだった。これだけで、とっても素敵な人のように思え、幸せを感じた。なので、会って話が出来る事を、とても楽しみにしている。
大胆で、無謀とも思える私の行動が、ここまで開かれて行く事に驚きを感じる。これは、何かが引き合わせてくれている事を思う意外に、何も見当たらない。私も、この歳だから臆せず積極的に行動出来たと思うと、齢を重ねるのも、また愉しからずや、である。
そうしている内に、また嬉しいメールが届いたのだ。今日は、いい日だった。
補欠は皆起用した。ボジョレーはレギュラーだが、豆腐とツナ缶は、とても喜んでいた。それに、焼いた秋刀魚が加わった。新人だが、いい味を出している。かぼすの汁をたっぷりかけた。旨い。ボジョレーは瞬く間になくなった。
中日が粘って、2-1で互角に持ち込んだ。いよいよ次は、泣いても笑っても天王山だ。稲葉さんと共演出来るかどうかの天王山も、もうすぐ分かる事だろう。
3時23分、三宮発の新快速に乗る。やっと席に座れた。またうとうとしていると大阪に着いたが、新快速は芦屋駅まで7分、尼崎まで10分、大阪まで7分、と言う事が分かった。大体25分で大阪駅には到着する。
3時50分だ。慌てて、大阪府警察コミュニティープラザに向かう。途中、ウオータークローゼットに行き、それから会場に入った。2分前だった。
稲葉順子(INABA YORIKO)さんは、プロのクラシックギタリストでありながら、ここの会場では、今日で66回目を数える。3ヶ月に1回しか演奏出来ない仕組みになっているので、年最高4回出演したとしても、16年は続けている事になる。何がそうさせるのかは分からないが、そうする特別な思いがあるのだろう。
我々にしてみれば、プロの演奏が1時間も聴けるので、こんなに有難い事はない。
4時から5時までの演奏がスタートした。真っ赤なスリーブレスのドレスだった。赤は情熱的に見える。この雨の中だ。満員ではなかったが、そんな事は意に介せずとばかりに、とても温かなMCが流れる。
ホワイティーうめだにあるこのコミュニテイープラザは、外の通りの喧騒が諸に聞こえて来る。これを遮る手立てはない。すぐ外の煩い話し声の中で、耳を欹てて聴かねばならないのが残念ではあるが、内容は素敵な曲の集まりであった。
プログラム
1.主よ、人の望みの喜びよ J.S.バッハ
2.パバーヌ L.ミラン
3.無伴奏チェロ組曲第1番より プレリュード J.S.バッハ
4.リュート組曲第3番より プレリュード J.S.バッハ
5.モーツァルトの‘魔笛’の主題による変奏曲 Op.9 F.ソル
6.舟歌 N.コスト
***
7.ラグリマ(涙) F.タレガ
アデリータ
カプリチョ・アラベ
8.ドビュッシー賛歌 M.deファリア
9.アストゥーリアス I.アルベニス
10.アルハンブラ宮殿の思い出 F.タレガ
アンコールはお決まりの「禁じられた遊び」だった。
終わると、稲葉さんは何人かの人と話した。最後になって、
「3ヶ月前に聴かせて貰った者ですが」
「ああ、オカリナの?」
「ちょっとだけお茶でも飲みながらお話出来る時間がありますか」
「ああ、今からまた次の演奏があるので、済んだらメールします」
「では、失礼ですが、持参した楽譜をお渡ししておきます」
そう言うとその場を離れ、大阪駅に急いだ。別に急ぐ必要はないけれど、ゆっくりする必要もなかった。
5時30分の新快速に乗り、何とか座ったまま、三宮に着いた。広場では、長田高校のブラスバンドや舞子高校の歌や、仙台気仙沼からの高校生のブラスバンドなどの演奏が予定されていた。震災の為の演奏だった。それは聴かずに、バス停に並んだ。
そこから「そごう」が見える。2階にはクリスマスツリーが飾られ、それは赤と青の透明な光だった。見つめていると何だか切なくなる。街路のクリスマスツリーは、若いカップルのものだと思った。それから25分待って、バスは出発した。
稲葉順子さんには私の意図が十分には伝えられていない。それどころか、殆ど伝わっていないと思われる。
遅くに、メールが入った。
「本日は、大雨の中、遠方よりいらして下さりありがとうございました。とても嬉しかったです。楽譜ありがとうございます。練習しておきます。演奏、ご一緒させて頂くこと、とても楽しみです! ありがとうございます」
私は、正直、とても嬉しかった。これが、素人の私に宛てた、プロからのメールだった。これだけで、とっても素敵な人のように思え、幸せを感じた。なので、会って話が出来る事を、とても楽しみにしている。
大胆で、無謀とも思える私の行動が、ここまで開かれて行く事に驚きを感じる。これは、何かが引き合わせてくれている事を思う意外に、何も見当たらない。私も、この歳だから臆せず積極的に行動出来たと思うと、齢を重ねるのも、また愉しからずや、である。
そうしている内に、また嬉しいメールが届いたのだ。今日は、いい日だった。
補欠は皆起用した。ボジョレーはレギュラーだが、豆腐とツナ缶は、とても喜んでいた。それに、焼いた秋刀魚が加わった。新人だが、いい味を出している。かぼすの汁をたっぷりかけた。旨い。ボジョレーは瞬く間になくなった。
中日が粘って、2-1で互角に持ち込んだ。いよいよ次は、泣いても笑っても天王山だ。稲葉さんと共演出来るかどうかの天王山も、もうすぐ分かる事だろう。