10時半から5時10分までが、神戸ビエンナーレオカリナフェスティバルだった。

12時50分前から60分程の休憩があり、私の出番はその休憩の後の1番目だった。

1時15分にピアノ伴奏のS.Sさんが来てくれて、出番を待った。

300人ばかり入れる舞子ビラ神戸のあじさいホールは、マイクが要らない程、音響が素晴らしかった。S.Sさんの豊かな伴奏で、私は自作の曲を2曲吹いた。「虹を見に行こう」と「雪が舞う」である。

全部で37組の出場だったが、自作の曲を演奏する者はいなかった。また、ピアノ伴奏で演奏するグループも、殆どなし。この私の出番は、聴衆の評価は別にして、一瞬の自分のコンサートのようだった。と思う方が、演奏のし甲斐があると言うものだ。

この演奏の瞬間まで、色々な思いで過ごした事が夢であったかのように、一瞬の6分間だった。危うい部分もなくはなかったが、兎に角終わってほっとした。

ピアノのレッスンを控えたS.Sさんと別れ、それからは最後まで他のグループの演奏を聴いた。11年前とは雲泥の差で、皆の演奏技術が確実に上がっていた。

最後は、むとうさちこ&植田篤司のゲスト演奏だった。ピアノは大野栄潤。もう最初から、オカリナの2人は吉本並みの面白さだった。オカリナを聴くか、漫才を聞くかの選択に迫られそうだった。それでも、演奏はとても楽しくて、それにゲストの好みや傾向も分かるようだった。

流石に、指の動きは速かった。

今回思った事は、この響きなら、皆が楽しく演奏出来るなと思った事だった。初心者でも、自分の音に惚れる事が出来るだろう。聴く者も、それなりに聴けると思うから摩訶不思議。

もし私がデビューするとしたら、それは夢である可能性が強いが、あじさいホールでやりたいと、以前から決めていた。何も300人集まらなくても、10人だって、このホールを借りさえすれば演奏は出来る。使用料が高いのと、私の技術がまだまだなのとで、これでは10年はかかりそうである。だから、夢のまた夢なのだ。

所詮私のオカリナは、音楽家の奏でるような曲や音色ではないのである。それは、素人の自己満足の域を出ない。

ああ、まだまだ続くのか。私の趣味的な生涯学習は・・。兎に角、また一つ、オカリナフェスティバルが終わった。