K君が、和田岬にお好み焼きの店を見付けたから行こうと行った。3人まで行けると言うので、K君は東京から西宮の娘さんの所に来ているOさんを誘った。

昼から会う事になって、東方面から来る2人と海岸線の和田岬駅で落ち合う事にした。三菱重工の人達で昼はそこら辺りの店がいっぱいになる。私は、2人を餃子の店に連れて行きたかった。幸いにも、数人のお客がいるだけで、3人は十分に座れた。

もう10年以上も前、開店の時から知っている。一般的な餃子ではなく、パリパリ餃子なのだ。私はこの餃子が気に入っている。

12時30分に入ったが、店を出たのは2時半だったから、如何に歓談冗談で満ちていた事か。2時でお仕舞いなのに、ママさんを入れて4人で盛り上がった。ビールを飲んだから、その舌は滑らかだった。

それでも夜のお好み焼きは7時半からとなっている。この後の5時間をどう過ごすかが問題だが、K君のアイディアで、神戸の観光的要所に留まる「走る異人館」シティー・ループに乗る事にした。

250円なら一度降りたらそれでお仕舞いだが、650円払えば、何度でも乗り降り自由である。

中突堤

ハーバーランド

みなと元町駅

南京町

旧居留地

三宮センター街東口

地下鉄三宮駅前(北行)

北野工房のまち

北野坂

北野異人館

神戸布引ハーブ園ロープウェイ

新神戸駅前

地下鉄三宮駅前(南行)

市役所前

元町商店街

メリケンパーク

これだけの停留所から、様々な観光要所を巡る事が出来るのである。

よく見かけるこのレトロなバスに一度も乗った事がないのだから、灯台下暗しと言うことになろう。3人は、後払いの250円を払う積もりで、乗ってから下車の場所を考えた。Oさんは異人館は知っていた。それで元町の南京街で降りて案内しようと思ったが、ハーブ園のロープウエーの下で留まるのに目が行った。

即決だった。Oさんもこれには喜んでくれた。紅葉の季節は美しいと言いながら、10分程でハーブ園駅に到着した。先ずソフトクリームを薦めたが、2人はコーヒーにした。私は、この前マリーさんとシマさん夫婦と来た時は蜂蜜入りのバニラを食べたので、今回はラベンダー色をしたソフトクリームにした。

売店に入ると、Oさんはあちこち見て回り、マリーさんと同じようにお土産らしきものを買った。枕カバーに目が行き、それを娘さんの為に買っていた。私も欲しいと思った位だが、効果を聞いてからにしようと思った。

安眠できるカバーやボケ防止のカバーなどがあり、ハーブの香りが染み込ませてあった。

5時15分が最終のロープウエーとなる為、長居は出来ない。音楽堂へも行ってみた。ここで私は何曲かオカリナを吹いた。皆、と言っても2人だが、とてもよく響いていると言った。音響の環境は確かにいい。CDの録音が、ここで出来たらいいなと思った。

ホールにいると警報機がなった。凄いサイレンの音だ。係員が色々調べているが、原因が摑めない。1階だそうだ。我々は2階にいたから問題はないが、疑われても困る。我々3人しかお客はいなかったからだ。結局は、タバコの吸殻が原因だった事が分かった。まさかオカリナの音が反応したとか・・。

7時30分までにはまだ2時間ある。県庁前駅まで地下鉄で行き、そこから歩いて元町商店街に行った。南京街を少し歩き、お茶を飲む事になった。観音屋もいいが、風月堂にした。ゆたったり過ごし、7時までと言うその店を出て、湾岸線のみなと元町駅から和田岬駅まで戻った。

お好み焼きの店が分からずうろうろしていると、暗がりにも関わらず、大阪のおばちゃん風の人が元気な声で、

「どこ探してるん」

と聞いて来た。店の名前を言うと、

「そこの信号を渡ったら、すぐ左側にあるわ」

と教えてくれた。親切な人ではあるが、面白くもある。すぐにその店は分かった。

豚焼きやそば飯が中心となったが、長芋や茄子や玉子の食べ物も結構旨く、皆満足なものとなった。勿論生ビール、ライムサワー、ソウルマッコリと続くアルコール群は、その料理を悉く盛り上げた。

9時半になったので、3人は三宮まで行き、2人は西宮や宝塚方面へ、私はお決まりの、三宮からのバスで帰った。


Oさんが地下鉄の中で携帯を見ていたが、1万歩は歩いていると言った。それなら、私もそう言う事になる。ジョギングも含めると、かなりの歩数になるだろう。だが、この日(4日)の昼と夜の食べた量は尋常ではない。アルコールも、昼から夜へと続いている。体重は諦めた。帰ってから体重計に乗ると、服を着ているとは言え、朝より3キロは増えていて、一糸纏った姿で計ったとしても、確実に2キロは増えている計算になる。

ああ、恐ろしや! また2~3日かけて減らすしかないが、こう言うことでもなければ、食に対しての憧れや反動が大きくなっても困るのである。