6日は或る保育園に行った。2時に約束だったが、そこは0歳児から5歳児までがお昼寝をしているので、他の園外の場所を借りてのオカリナの打ち合わせだった。

園長さんと、嘗ては保育所に勤務していた2人。私を入れると4人だ。実は14日に、その保育園で子供たちにオカリナを聴かせる計画があった。3人は何曲か演奏し、次に私が20数分演奏する事になっている。

3人の方々は前に聴かせて貰ったよりは随分上手くなって、後は重奏をすれば素敵になると思った。私は、相手が子供だからと言って子供向けの曲だけ演奏する訳ではなく、3曲は大人の曲、2曲はアニメの曲を選んでいる。

色々流れを話し合ったりしているのを聞いたり、演奏するのを聴いたりしていたら、いつしか4時半になっていた。オカリナは、人に時間を感じさせない魅力がある。時間の経つのが滅法早かった。

園長さんから3人は、芋の蔓を貰って解散。湯がいて、甘辛くすれば美味しいとの事。これは今日作って食べたが、ビールが弾んで困った。

その帰り、3人は三宮の沖縄の料理店に寄る事になった。楽しいお喋りタイムで、これこそ時がすぐ流れた。注文していたオカリナがヤマハに入荷していると言うので、どんなに遅くても6時半には切り上げる積りだった。だが、そうは問屋が卸さない。ヤマハは7時に閉まるので、もう諦めた。いつでも行けるからだ。

そのオカリナは、トリプルの大沢オカリナである。ソロタイプではなく、ノーマルタイプ。それも漆ではなくナチュラルなものだ。8日の今日、11時過ぎから1時過ぎまで、2本をとことん試奏した。

大沢さんが更に吹いて良しとしたものと、単に検品したものの2つが送って来た。大沢さんが良しとしたものは、音が豊かだった。もう一つは、悪くはないがやや弱く扁平で、漆塗りと同じような感じがした。素朴な音を売りにしているノーマルタイプなのだから、それでは魅力に乏しい。

最高音のソは、キンキンする感じだった。ならばすぐに決められるものを、何がそんなに時間を食う原因となったのか。特にそんな状態でも、音に不満がある訳ではなかった。もう一つがなかったら、自ずとこちらに決まっていたし、最初はこちらがいいかなと思っていた位だ。

選択の基準とその違いは、吹きがってだった。大沢さんが更に選択したものは、吹き口が厚かった。私には合わない。それは、スムーズな口の移動が出来ないからだった。だが、それだからと言って音を二の次にする訳にも行かない。厚くなく程よい吹き口が大沢さんの選んだ方の吹き口だったら、選ぶのに10分と掛からなかった事だろう。

音か、吹き易さか。その2つで悩んでしまった。それで2時間を要した。最後は担当のUさんに聴いて貰って、それで決心した。吹き易さより、豊かな音の方を選んだ。自分では壊れたら元も子もないので、いつか吹き口を2~3ミリ削って貰おうかと思っている。

音の豊かさなどは変えられないが、吹き口は変えられる希望を孕んでいるのだ。けれど、重いのなんのって。

沖縄の料理は揚げ物などを食べたが、キャベツはお代わり自由だった。ちょっと付けて食べる味噌が殊の他美味しい。3人ともそれを持ち帰りたかった。それは分けて貰える事になった。

オカリナに関する話が多かったが、矢張り熱が入る。バスの時間の事もある。やがて、重い腰を上げた。Nさんが先に会計を済ませていた。つまり、Kさんと私は奢って貰ったのだった。ウニとイカの瓶詰めもね。あ・り・が・と・う。